夏休みの作文テーマ50選|小学生が書きやすい題材と選び方

夏休みの作文で最初につまずきやすいのは、文章を書くことよりも「何を書くか」を決めることです。

しかし、作文の題材は旅行や大きな行事でなくても構いません。家で料理をしたこと、夕方の空を見たこと、失敗してやり直したことなど、自分の気持ちが少し動いた一場面があれば書けます。

先に結論:「一番すごい出来事」ではなく、「そのときの様子や気持ちを詳しく思い出せる出来事」を選ぶと、作文は書きやすくなります。

夏休みの作文テーマを選ぶ3つの基準

基準確認すること選ぶ理由
一場面を思い出せるいつ・どこで・誰と・何をしたかを言える場面を具体的に書きやすい
気持ちが動いたうれしい、驚いた、悔しい、不思議などがあった感想だけでなく気持ちの変化を書ける
自分が動いた工夫した、選んだ、聞いた、やり直したことがある自分らしい内容になりやすい

三つすべてに当てはまらなくても大丈夫です。二つ当てはまる題材があれば、まず候補にしてください。

10分でテーマを決める質問

紙に次の質問への答えを一言ずつ書きます。答えの中から、最も詳しく話せそうなものを選びましょう。

  1. 夏休み中に一番笑ったのはいつ?
  2. 困った、失敗した、やり直したことは?
  3. 初めて見た・聞いた・やったことは?
  4. 家族や友達に言われて心に残った言葉は?
  5. 前よりできるようになったことは?
  6. 「なぜだろう」と思ったことは?

候補が二つ以上残ったら、家族にそれぞれ30秒ずつ話してみてください。説明が長くなった方が、書きやすいテーマです。

夏休みの作文テーマ50選

テーマ名をそのまま題名にする必要はありません。自分の体験に合わせて、「カレー作りで気づいたこと」「せみの声が止まった瞬間」のように具体的に変えましょう。

家・家族・毎日の生活から選ぶテーマ10選

遠出をしていなくても、家の中には書ける題材があります。いつもと少し違ったことや、自分が動いた場面を選びましょう。

テーマ書くとよいこと思い出す質問
1. 朝の過ごし方早起きできた日、寝坊した日、朝の空気夏休みの朝で、いつもと違ったことは?
2. 家族と作った料理自分の担当、失敗、できあがった味作る前と食べた後で、気持ちはどう変わった?
3. 買い物のお手伝い選んだ物、予算、家族との会話一人で考えて決めたことは?
4. 部屋の片づけ見つけた物、捨てるか迷った物、変化片づける前と後で何が変わった?
5. 毎日続けたお手伝い始めた理由、続ける難しさ、家族の反応何日目にやめたくなった?
6. きょうだいと過ごした日一緒にしたこと、けんか、仲直り相手の意外な一面を見つけた?
7. 祖父母との時間聞いた昔の話、教わったこと、食事もっと聞きたいと思った話は?
8. ペットや生き物の世話毎日の変化、世話の工夫、命への気づき昨日と今日で違ったところは?
9. 雨の日の一日音、におい、家の中で工夫した遊び雨だからこそできたことは?
10. 夏休みで一番好きな時間朝・昼・夕方・夜の景色や過ごし方その時間になると、どんな気持ちになる?

学び・観察・挑戦から選ぶテーマ10選

「できた」だけでなく、途中で困ったことや工夫したことを書くと、内容のある作文になります。

テーマ書くとよいこと思い出す質問
11. 夏休みに読んだ本心に残った場面、自分との共通点主人公に一つ質問するなら?
12. 自由研究で調べたこと疑問、予想、結果、次の疑問最初の予想と違ったことは?
13. 植物の観察色、形、大きさ、毎日の変化一番大きく変わった日はいつ?
14. 昆虫や小さな生き物の観察動き、住む場所、食べ物見ていて不思議に思った動きは?
15. スポーツや楽器の練習苦手だったこと、練習方法、小さな成長できないときに何を変えた?
16. 初めて挑戦したこと始める前の不安、実際の様子、次の目標始める直前、何を考えていた?
17. 失敗から分かったこと何が起きたか、原因、次の工夫やり直せるなら何を変える?
18. 前よりできるようになったこと以前との違い、続けた方法、周りの反応自分で成長に気づいた瞬間は?
19. 自分で決めた約束決めた理由、守れた日、難しかった日約束を守るために何を工夫した?
20. 一週間続けた習慣読書、運動、日記、早寝などの変化続ける前と後で何が変わった?

外出・地域・自然から選ぶテーマ10選

外出の作文は、場所の説明だけにしないことが大切です。一番心が動いた一場面にしぼりましょう。

テーマ書くとよいこと思い出す質問
21. 公園で見つけたもの遊具、虫、木、知らない人との出来事いつもの公園で新しく気づいたことは?
22. 図書館へ行った日本を選んだ理由、館内の様子、司書との会話手に取った本のどこにひかれた?
23. 博物館・科学館・資料館驚いた展示、疑問、もっと調べたいこと一つだけ家に持ち帰れる知識は?
24. プールや水遊び水の感触、できたこと、安全の工夫水に入る前と後で気持ちは変わった?
25. 夏祭り音、におい、人の動き、屋台、役割祭りで一番耳に残った音は?
26. 花火を見た夜光る前後、音、家族の反応、夜空一番心に残った一発はどんな花火?
27. 旅行や帰省移動中の一場面、初めて見た景色、会話目的地より心に残った途中の出来事は?
28. 電車・バスでの出来事車窓、乗り換え、席、乗客との関わり窓の外で気になったものは?
29. 地域のお店や仕事店員の工夫、商品、働く様子、質問したことその仕事で大変そうだと思ったことは?
30. 夏の自然や天気入道雲、夕立、風、暑さ、夕焼け五感のうち、どれで夏を強く感じた?

友達・人との関わりから選ぶテーマ10選

人との出来事は、会話を一つ入れると場面が伝わりやすくなります。相手の名前は必要に応じて「友達」に置き換えて構いません。

テーマ書くとよいこと思い出す質問
31. 友達と遊んだ日遊びのルール、笑ったこと、予想外の出来事一番盛り上がった瞬間は?
32. 友達と意見が合わなかったことそれぞれの考え、話し合い、結果相手の話を聞いて変わった考えは?
33. けんかと仲直りきっかけ、言えなかったこと、仲直りの言葉本当は何を伝えたかった?
34. 誰かを手伝ったこと困っていた様子、自分がしたこと、相手の反応声をかける前に迷った?
35. ありがとうを伝えた日誰に、なぜ、どんな方法で伝えたか伝えた後、相手の表情はどうだった?
36. 初めて会った人第一印象、話したこと、知ったこと会う前の想像と違ったところは?
37. 近所の人とのあいさついつ、どこで、どんな言葉を交わしたかあいさつで気持ちはどう変わった?
38. チームで取り組んだこと自分の役割、協力、うまくいかなかった場面一人ではできなかったことは?
39. 人からもらった助言困っていたこと、言われた言葉、試した結果その言葉を聞いた瞬間どう思った?
40. 手紙やメッセージを書いたこと相手、伝えたかったこと、返事や反応話す代わりに書いたから伝えられたことは?

特別な出来事がなくても書けるテーマ10選

大きな旅行や行事がなくても作文は書けます。短い時間をよく見て、変化や発見を言葉にしてみましょう。

テーマ書くとよいこと思い出す質問
41. ある日の朝ごはん音、におい、味、食卓での会話最初の一口で何を感じた?
42. とても暑かった日体の感じ、町の様子、暑さ対策暑さを何かにたとえるなら?
43. せみの声を聞いた時間声の大きさ、場所、聞こえ方の変化せみの声が急に止まったらどう感じた?
44. 氷がとける様子形、透明さ、水滴、時間による変化どの瞬間に一番形が変わった?
45. 夕方の空色、雲、風、明るさの変化五分前の空と何が違った?
46. 大切にしている物手に入れたとき、傷や手触り、思い出なくしたら一番困るのはなぜ?
47. スマホやゲームを使わない一時間始める前、代わりにしたこと、終わった後時間が長く感じた?短く感じた?
48. 片づける前と後の机置いてあった物、見つけた物、気分の変化机がきれいになって最初にしたことは?
49. 毎日の中で見つけた「なぜ」疑問、予想、調べたこと、自分の考え答えを知って新しく生まれた疑問は?
50. 夏休み前と今の自分できるようになったこと、考え方、次の目標一か月前の自分に何と伝える?

学年別のテーマの選び方

学年選びやすいテーマ書くときの目標
小学1・2年生一日全部ではなく、料理・水遊び・お手伝いなど一つの出来事見たこと、したこと、言ったことを順番に書く
小学3・4年生挑戦、観察、友達との出来事など、気持ちが変わった体験出来事に加えて、理由や工夫を書く
小学5・6年生失敗、地域の仕事、習慣、以前の自分との比較経験から考えたことや今後に生かすことを書く

学年が上がるほど難しい題材を選ぶ必要はありません。同じ「料理」でも、低学年は手順と感想、高学年は役割分担や失敗から考えたことまで書けば、学年に合う内容になります。

特別な出来事がないときの探し方

「どこにも行っていないから書けない」と感じるときは、出来事を探すのではなく、変化を探す方法が役立ちます。

見る場所見つける変化作文の例
時間朝から夜、始める前と終わった後片づける前と後の机
気持ち不安から安心、面倒から達成感初めて一人で作った昼ごはん
物や自然氷、雲、植物、影、音の変化夕方の空を10分見たこと
人との関係会話の前後、相手の表情、自分の考え近所の人にあいさつした日

何も起きなかった一日でも、よく観察すれば変化はあります。作文では、出来事の大きさよりも、どこまで具体的に見て考えたかが大切です。

テーマが決まった後の4段落構成

段落書く内容自分に聞く質問
1. はじめいつ、どこで、何をしたか。なぜ書こうと思ったか一番伝えたい出来事は何?
2. 出来事その場面で起きたこと、会話、見たもの順番にすると何が起きた?
3. 気持ちの変化困ったこと、工夫したこと、前後の気持ち最初と最後で気持ちはどう変わった?
4. まとめ分かったこと、次にしたいことこの経験をこれからどう生かす?

作文を書き始める前に、各段落へ一言ずつメモしておくと途中で止まりにくくなります。詳しくは作文構成シートの使い方も参考にしてください。

書きやすいテーマと書きにくいテーマの違い

書きにくい決め方書きやすい決め方
「夏休み」全体を書く「夏祭りで太鼓の音を聞いた瞬間」にしぼる
楽しかったことを並べる一番心が動いた出来事を詳しく書く
家族の行動だけを書く自分が考え、選び、工夫したことを書く
「楽しかったです」で終えるなぜそう感じたか、次にどうしたいかを書く

保護者ができるテーマ選びの声かけ

大人がテーマを決めるより、子どもの記憶を引き出す質問をすると、自分の言葉で書きやすくなります。

  • 「一番楽しかったことは?」だけでなく、「そのとき誰が何と言った?」と聞く
  • 「ほかには?」を続けすぎず、一つの場面を詳しく聞く
  • 話した言葉をメモし、子ども自身に使う言葉を選ばせる
  • 内容を否定せず、「それなら何が一番心に残った?」と具体化する

作文の書き出しで止まる場合は、作文の書き出しのコツ、最後がまとまらない場合は作文の終わり方も使えます。

テーマ選びの練習問題

問題1:旅行について書くなら、どちらが書きやすい?

A「旅行で行った場所を全部書く」 / B「帰りの電車で家族と話した一場面を書く」

答え:B。時間と場面がしぼられ、会話や気持ちを具体的に書けるためです。

問題2:何も出かけていないとき、最初に何を探す?

答え:毎日の中の変化です。料理の前後、部屋の片づけ前後、植物の昨日と今日などを比べます。

問題3:「楽しかった」以外に何をメモする?

答え:見たもの、聞こえた音、会話、困ったこと、工夫したこと、最初と最後の気持ちをメモします。

問題4:候補が三つあり決められないときは?

答え:それぞれを30秒ずつ話し、最も詳しく説明できたものを選びます。

問題5:高学年らしい作文にするには?

答え:難しい題材を探すのではなく、出来事から考えたこと、以前との比較、今後に生かすことを加えます。

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夏休みの作文テーマに関するQ&A

題名はいつ決めればよいですか?

最初は仮の題名で構いません。作文を書き終えてから、一番伝えたい場面や言葉を使って決めると、内容に合う題名になります。

旅行やイベントを書いた方が評価されますか?

大きな出来事である必要はありません。身近な体験でも、様子・会話・気持ちの変化を具体的に書く方が伝わる作文になります。

一日の出来事を全部書いてもよいですか?

低学年の短い作文なら可能ですが、長くなるほど一場面にしぼる方が書きやすくなります。「一番驚いたところ」などを中心にしてください。

本当の出来事でない話を書いてもよいですか?

学校から物語作文などの指定がなければ、生活作文は自分が体験したことをもとに書くのが基本です。少しの出来事でも、観察したことを詳しく書けます。

原稿用紙何枚分のテーマを選べばよいですか?

枚数より、会話や気持ちの変化を思い出せるかで選びます。一つの場面でも、五感・会話・工夫・気づきを入れると内容を広げられます。

親が文章を直してもよいですか?

まずは内容を聞き、本人の言葉を残してください。誤字や段落は最後に一緒に確認し、大人の表現へ置き換えすぎないことが大切です。

テーマは決まったのに書き始められません

最初から文章にせず、「いつ・どこで・誰と・何が起きた・どう思った」を箇条書きにします。小学生の作文の基本も確認してください。

まとめ

夏休みの作文テーマは、特別な出来事から探す必要はありません。「一場面を思い出せる」「気持ちが動いた」「自分が動いた」のうち、二つ以上に当てはまる体験を選びましょう。

テーマが決まったら、出来事を広げすぎず、会話や五感、気持ちの変化をメモして4段落へ並べます。学年別の練習を続けたい場合は、小学生向け作文ドリルの選び方も参考にしてください。

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