⏱ 読了目安:約9分 | 🎯 対象:小学3〜6年生・保護者 | ✍️ 著者:takeuchi
📌 30秒でわかる結論
- 作文の終わりは「楽しかったです」だけで終わらせず、気づきや学びを一文足す
- 最後の段落は、本文で一番くわしく書いた場面とつなげると自然にまとまる
- 使いやすい型は「気づき型」「これから型」「気持ちの変化型」「学び型」「心に残ったこと型」の5つ
- 読書感想文では、本を読んで自分の考えがどう変わったかを書く
- 提出前は「本文とずれていないか」「急に大きな話になっていないか」を確認する

子どもの作文が、いつも最後に「楽しかったです」「また行きたいです」で終わってしまうんです。悪くはないけれど、少し物足りない気がして……。

作文の最後は「感想を書く場所」だけではありません。本文で書いた出来事から、何に気づいたか、これからどうしたいかを書くと、ぐっとまとまります。

この記事では、作文の終わり方を5つの型で整理し、遠足・運動会・読書感想文・お手伝い作文の例文まで紹介します。提出前の見直しにも使えます。
作文の終わり方が大切な理由
作文の終わりは、読み手に最後の印象を残す部分です。本文でどんなにくわしく出来事を書いても、最後が急に短く終わってしまうと、作文全体が少しあわただしく見えることがあります。
特に小学生の作文では、最後が次のようになりやすいです。
❌ よくある終わり方
「とても楽しかったです。また行きたいです。」
もちろん、この終わり方が間違いというわけではありません。ただ、どんな作文にも使える言い方なので、その作文だけのよさが伝わりにくくなります。
✅ 伝わる終わり方
「坂道はつらかったけれど、友だちと声をかけ合うと最後まで歩けることが分かりました。次に大変なことがあっても、一人であきらめず、まわりの人と協力したいです。」
📌 ポイント
作文の最後では、出来事の感想だけでなく「そこから何を考えたか」を入れると、読み手に残る文章になります。
よくある弱い終わり方
作文の最後で弱く見えやすいパターンを確認しましょう。
| 弱い終わり方 | 弱く見える理由 | 直し方 |
|---|---|---|
| 楽しかったです | 何が楽しかったのかが分かりにくい | 楽しかった理由や心に残った場面を足す |
| また行きたいです | どんな学びがあったかが見えにくい | 次にどうしたいかを具体的にする |
| いい経験になりました | 経験の中身がぼんやりしている | 何を学んだ経験なのかを書く |
| これからもがんばりたいです | 何をがんばるのかが分からない | 次の行動を一つ入れる |
💡 弱い終わり方を直す合言葉
「何が?」「なぜ?」「これからどうする?」のどれかを一つ足すだけで、作文の最後はかなりよくなります。
作文の終わり方5つの型
終わり方が思いつかないときは、次の5つの型から選びましょう。
| 型 | 使う場面 | 文の例 |
|---|---|---|
| 気づき型 | 体験から何かに気づいた作文 | この経験から、協力する大切さに気づきました。 |
| これから型 | 次の行動につなげたい作文 | これからは、苦手なことにも少しずつ挑戦したいです。 |
| 気持ちの変化型 | 最初と最後で気持ちが変わった作文 | 最初は不安でしたが、今はやってよかったと思っています。 |
| 学び型 | 読書感想文や学習作文 | この本を読んで、相手を信じることの大切さを学びました。 |
| 心に残ったこと型 | 一番印象的な場面を残したい作文 | 中でも、友だちが声をかけてくれた場面が一番心に残っています。 |
型① 気づき型
体験したあとに「こういうことが分かった」と書く型です。遠足、運動会、お手伝い、係活動など、体験作文で使いやすい終わり方です。
この経験から、最後まであきらめずに続けると、自分でも思っていた以上の力が出せることに気づきました。
型② これから型
作文の最後に、次の行動や目標を書く型です。「これからもがんばりたいです」だけで終わらせず、何をどうがんばるのかまで書きます。
これからは、苦手なことがあってもすぐにあきらめず、一日一回は練習する時間を作りたいです。
型③ 気持ちの変化型
最初と最後で気持ちが変わったときに使う型です。作文に流れが出るので、読み手に成長が伝わります。
はじめは失敗がこわくて手を上げられませんでした。でも発表してみると、友だちがうなずいてくれて、少し自信がつきました。
型④ 学び型
読書感想文や調べ学習の作文に向いています。「何を学んだか」をはっきり書くと、まとめらしい終わり方になります。
この本を読んで、相手の気持ちを考えることは、やさしい言葉をかけることから始まるのだと学びました。
型⑤ 一番心に残ったこと型
作文の最後で、一番印象に残った場面をもう一度取り上げる型です。本文の中心が読み手に残りやすくなります。
中でも、転びそうになったときに友だちが「大丈夫」と声をかけてくれたことが、一番心に残っています。
テーマ別の終わり方例文
ここでは、作文でよく出るテーマ別に、弱い終わり方と直した終わり方を比べます。
遠足の作文
❌ 弱い例
遠足はとても楽しかったです。また行きたいです。
✅ 直した例
坂道を歩くのは大変でしたが、友だちと声をかけ合うと最後までがんばれることが分かりました。次に大変なことがあっても、一人であきらめず、まわりの人と協力したいです。
運動会の作文
❌ 弱い例
リレーをがんばりました。楽しかったです。
✅ 直した例
リレーでは思ったより速く走れませんでした。でも、最後まで走りきったことで、あきらめないことの大切さを感じました。来年は、スタートの練習をもっとして、自信を持って走りたいです。
読書感想文
❌ 弱い例
この本はおもしろかったです。みんなにも読んでほしいです。
✅ 直した例
この本を読んで、勇気とはこわくないことではなく、こわくても一歩進むことだと思いました。これから私も、苦手なことから逃げずに、まず一回やってみることを大切にしたいです。
お手伝い作文
❌ 弱い例
お手伝いをしてよかったです。これからも手伝いたいです。
✅ 直した例
皿洗いは思っていたより時間がかかりました。いつも家族がしてくれていることの大変さに気づいたので、これからは食べ終わった皿を自分で運ぶことから続けたいです。
終わり方を決める3ステップ
作文の最後で止まってしまったら、次の順番で考えてみましょう。
作文の中心から離れたまとめにしないため、まず本文で一番大事な場面を確認します。
「何が分かったか」「どんな気持ちに変わったか」「何を学んだか」を一つ選びます。
「これからもがんばる」ではなく、「何を」「どのように」続けるのかを具体的にします。

最後の段落だけ急に立派なことを書こうとすると、本文とずれやすくなります。まずは本文の中にある出来事から、自然につながるまとめを作りましょう。
家庭で作文練習を続けるなら
終わり方の型を使えるようにするには、短い作文を何本か書いて、まとめの一文だけを比べる練習も効果的です。 作文の練習を家庭でも続けたい人は、小学生向け作文ドリルの選び方も参考にしてください。低学年・中学年・高学年別に、続けやすい教材の見方をまとめています。
低学年の作文例文を見たい人へ
終わり方だけでなく、短い作文全体の流れを見たい場合は、2年生向けの例文を使うと低学年でも確認しやすくなります。 小学2年生の作文例文では、短い例文、書きやすいテーマ、親の声かけをまとめています。
小学生の読書感想文を書きたい人へ
読書感想文の終わり方を、読む前後の変化や今後の行動につなげて確認できます。 小学生向け読書感想文の書き方で、本選び、メモ、4段落構成、例文、親の声かけをまとめています。
よくある質問(FAQ)
まとめ・チェックリスト
作文を書き終えたら、最後の段落が本文とつながっているか確認しましょう。
☑ 終わり方チェックリスト(提出前に確認!)
- ☑ 「楽しかったです」だけで終わっていない
- ☑ 本文で一番くわしく書いた場面とつながっている
- ☑ 気づき・学び・気持ちの変化のどれかが入っている
- ☑ 「これからどうしたいか」が具体的に書けている
- ☑ 最後だけ急に大きな話になっていない
- ☑ 声に出して読んだとき、自然に終わっている
| 使う型 | 向いている作文 | 書くこと |
|---|---|---|
| 気づき型 | 体験作文 | 体験から分かったこと |
| これから型 | 目標・行事作文 | 次にしたい行動 |
| 気持ちの変化型 | 挑戦・失敗・成功体験 | 最初と最後の気持ちの違い |
| 学び型 | 読書感想文・調べ学習 | 学んだことや考えたこと |
| 心に残ったこと型 | 思い出作文 | 一番印象的だった場面 |
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選ぶときの注意点
- 答えを写すだけになりやすい場合は、先に親子で体験を聞き出してから使う方が合います。
- 学年より難しすぎる教材は続きにくいので、例文の量と文字の大きさを確認してください。


