🗓 最終更新日:2026年5月31日 | ⏱ 読了目安:約9分 | 🎯 対象:小学3〜6年生・保護者 | ✍️ 著者:takeuchi
📌 30秒でわかる結論
- 作文の題名は、本文を書き終えてから決めると失敗しにくい
- よい題名は「何について書いた作文か」と「一番伝えたいこと」が伝わる
- 「楽しかった遠足」「運動会の思い出」のような題名は、少し具体的に直す
- 迷ったら、本文の中で一番長く書いた場面・会話・気持ちを拾う
- 最後に「その題名を見て本文を読みたくなるか」を確認する

子どもの作文が「楽しかった遠足」「運動会の思い出」ばかりになってしまって……。本文は書けているのに、題名で急に止まってしまうんです。

題名は最初に決めなくても大丈夫です。作文の中で一番読んでほしい場面を見つけてからつけると、ぐっと伝わる題名になりますよ。

この記事では、作文の題名をつける5つの型、よくあるNG例とOK例、提出前に使えるチェックリストまでまとめて解説します。
作文の題名はなぜ大切?
作文の題名は、本文の前につく「入り口」のようなものです。読み手は題名を見て、「どんな内容の作文なのか」「どこに注目して読めばよいのか」を考えます。
たとえば、同じ遠足の作文でも、題名が違うだけで印象は大きく変わります。
| 題名 | 読み手に伝わること | 印象 |
|---|---|---|
| 遠足 | 遠足について書いたことは分かるが、中心が見えにくい | 広すぎる |
| 楽しかった遠足 | 楽しかった気持ちは分かるが、何が楽しかったのかは分からない | 少し弱い |
| 雨の中で見つけた友だちのやさしさ | 雨の遠足で、友だちのやさしさに気づいた作文だと分かる | 具体的 |
📌 ポイント
題名はただの名前ではありません。作文の中心を読み手に伝える、短い案内板です。
よい題名の3つの条件
作文の題名をつけるときは、次の3つを意識しましょう。
① 内容が分かる
何について書いた作文なのか、題名だけで大まかに伝わる。
② 中心が見える
一番伝えたい場面・気持ち・学びが題名に入っている。
③ 長すぎない
声に出して読みやすく、本文の内容とずれていない。
❌ 広すぎる題名
「運動会」
✅ ちょうどよい題名
「最後まで走りきったリレー」
題名をつける5つの型
題名が思いつかないときは、次の5つの型から選ぶと考えやすくなります。
| 型 | 考え方 | 題名例 |
|---|---|---|
| ① | 場面を入れる | 水族館で見た大きなエイ |
| ② | 気持ちの変化を入れる | 不安だった発表が楽しみに変わった日 |
| ③ | 会話を使う | 「もう一回やってみよう」と言われて |
| ④ | もの・場所を中心にする | 祖母からもらった青い筆箱 |
| ⑤ | 問いかけにする | 本当の親切とは何だろう |
型① 一番大事な場面を入れる
体験作文や行事作文では、作文の中で一番くわしく書いた場面を題名にすると、内容が伝わりやすくなります。
- 坂道をのぼりきった校外学習
- はじめて一人で発表した日
- 水族館で見た大きなエイ
型② 気持ちの変化を入れる
「最初はどう思っていたか」「最後にはどう感じたか」を比べると、題名のヒントが見つかります。
- くやしさから始まった自主練習
- できないと思った二重とびへの挑戦
- 不安だった発表が楽しみに変わった日
型③ 本文の中の言葉を使う
会話や心の中で思った言葉を題名にすると、読み手は「どんな場面でその言葉が出てきたのだろう」と本文を読みたくなります。
- 「ありがとう」が言えた日
- 「あと少し」でがんばれた遠足
- 先生の「よく見ていたね」という言葉
NG題名とOK題名の直し方
よくある題名を、NG例とOK例で比べてみましょう。
💡 題名を直すコツ
「何をしたか」だけでなく、「そこで何に気づいたか」「どんな気持ちに変わったか」を一つ足すと、作文らしい題名になります。
題名を決める3ステップ
題名に迷ったら、次の3ステップで考えてみましょう。
一番長く書いたところは、自分が一番伝えたかった内容であることが多いです。
「リレー」「応援の声」「最後まで走る」のように、本文の中心になる言葉を3つ選びます。
「応援の声で最後まで走れたリレー」のように組み合わせ、広すぎないか、長すぎないかを確認します。

題名は「本文の要約」ではなく「本文で一番読んでほしいところ」です。全部を入れようとせず、中心を一つにしぼると決めやすくなります。
題名を直す練習問題
ぼんやりした題名を、本文の中心が見える題名に直してみましょう。
| 元の題名 | 本文の中心 | 直した題名例 |
|---|---|---|
| 楽しかった遠足 | 友だちと励まし合って山道を登った | 友だちと登りきった山道 |
| 読書感想文 | 主人公の行動から勇気を学んだ | 主人公の一歩から学んだこと |
| がんばったこと | 苦手な発表に挑戦した | 苦手な発表に挑戦した日 |
※ 国語の言語活動は、文部科学省の 小学校学習指導要領解説(国語編)でも重視されています。作文では、内容だけでなく「読み手にどう伝えるか」を考えることが大切です。
よくある質問(FAQ)
まとめ・チェックリスト
作文を書き終えたら、題名が本文の内容に合っているか確認しましょう。
☑ 題名チェックリスト(提出前に確認!)
- ☑ 題名を見ただけで、何について書いた作文か分かる
- ☑ 本文で一番伝えたい場面や気持ちが入っている
- ☑ 「遠足」「運動会」「楽しかったこと」だけで終わっていない
- ☑ 本文の内容より大げさな言葉を使っていない
- ☑ 長すぎず、声に出して読みやすい
- ☑ 本文を書き終えてから、題名をもう一度見直した
| 迷ったとき | 見る場所 | 題名の作り方 |
|---|---|---|
| 題名が広すぎる | 一番くわしく書いた段落 | 場面や行動を一つ足す |
| ありきたりになる | 会話・気持ちの変化 | 印象的な言葉を入れる |
| 長くなりすぎる | 一番伝えたいこと | 中心の言葉だけ残す |
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