小学2年生の作文例文|書きやすいテーマと親の声かけを解説

作文

小学2年生の作文は、長く立派に書くことよりも、できごとを順番に思い出し、自分の気持ちを一文入れることが大切です。

この記事では、2年生が書きやすいテーマ、短い作文例文、保護者の声かけ、文を少し広げるコツをまとめます。例文はそのまま写すためではなく、「自分の体験に置きかえる」ための見本として使ってください。

30秒でわかる小学2年生の作文

  • 小学2年生は、短い文を順番に並べるだけでも作文になります。
  • 「いつ・どこで・何をした」だけでなく、見たこと、聞いたこと、思ったことを一つ足します。
  • 保護者は答えを教えるより、思い出すための質問をする方が書きやすくなります。

小学2年生の作文は何文字くらい?

学校の指定がなければ、まずは120字から300字くらいを目安にすると取り組みやすいです。原稿用紙を全部うめることより、「はじめ・なか・おわり」がわかることを優先しましょう。

部分2年生の目安書く内容
はじめ1〜2文いつ、どこで、何をしたかを書く。
なか3〜5文したことを順番に書き、会話や気持ちを1つ入れる。
おわり1〜2文思ったこと、またしたいこと、次にがんばりたいことを書く。

指導・添削でよく見るポイント

2年生の作文では、文が短いこと自体は大きな問題ではありません。むしろ、最初から長く書かせようとすると、「何を書けばいいのかわからない」と止まりやすくなります。まずは短い文でよいので、出来事の順番がわかるように並べるところから始めます。

小学2年生が書きやすい作文テーマ

2年生は、遠いテーマよりも、今日や今週の出来事の方が書きやすいです。特別な体験がなくても、会話、見たもの、感じたことを一つ入れれば作文になります。

テーマ書きやすい理由声かけ例
学校で楽しかったこと場面を思い出しやすく、友達や先生との会話も入れやすい。いちばん笑ったところはどこだった?
家で手伝ったこと行動の順番を書きやすく、気持ちも足しやすい。はじめて気づいたことはあった?
休みの日のできごと遊び、買い物、料理、散歩など、身近な題材にしやすい。そのとき、どんな音やにおいがした?
すきなものゲーム、食べ物、本、動物など、自分の言葉で説明しやすい。どこがすきなの?一つだけ選ぶなら?
がんばったこと練習、音読、運動、係の仕事など、成長を書きやすい。前よりできるようになったことは何?

作文例文1: 学校で楽しかったこと

例文

今日の休み時間に、友だちとドッジボールをしました。さいしょは、ボールがこわくてにげてばかりいました。でも、友だちが「こっちにおいで」と言ってくれたので、少し前に出てみました。ボールを一回だけよけられたとき、とてもうれしかったです。次は、ボールをキャッチできるようになりたいです。

見るポイント: できごと、友だちの言葉、気持ち、次にしたいことが入っています。

作文例文2: 家で手伝ったこと

例文

日曜日に、夕ごはんのサラダ作りを手伝いました。レタスをちぎると、シャキッという音がしました。トマトをおさらに並べると、赤い色がきれいでした。お母さんに「助かったよ」と言われて、うれしくなりました。今度は、きゅうりを切る手伝いもしてみたいです。

見るポイント: 音や色など、見たこと・聞いたことを入れると場面が伝わりやすくなります。

作文例文3: 休みの日のできごと

例文

土曜日に、お父さんと公園へ行きました。すべり台の上に立つと、風が顔に当たって気持ちよかったです。下を見ると少し高くて、はじめはどきどきしました。でも、すべってみるとあっという間で、思わず笑ってしまいました。また晴れた日に行きたいです。

見るポイント: 「どきどきした」「笑ってしまった」のように、気持ちの変化が入っています。

作文例文4: すきなもの

例文

わたしは、図書室で読むどうぶつの本がすきです。知らないどうぶつの写真を見ると、もっと知りたくなります。この前は、ペンギンが魚をとるところを読みました。水の中をすばやく泳ぐことにおどろきました。次は、海のどうぶつの本をさがしたいです。

見るポイント: すきな理由を一つにしぼると、短くてもまとまりやすくなります。

作文例文5: がんばったこと

例文

今週、音読の練習をがんばりました。さいしょは、長い文でつっかえてしまいました。そこで、家で一文ずつゆっくり読む練習をしました。金曜日には、前より大きな声で読めました。先生に丸をもらえて、また練習しようと思いました。

見るポイント: できなかったこと、練習したこと、できるようになったことの順に書けています。

短い文を広げるコツ

2年生の作文で多いのは、「楽しかったです」「おもしろかったです」で終わる文です。悪い文ではありませんが、それだけだと読んだ人に場面が伝わりにくくなります。

よくある文直すポイント2年生らしい直し方
楽しかったです。何が楽しかったのかが見えない。友だちといっしょに走ったところが楽しかったです。
すごかったです。何がすごいのかを一つ足す。大きな音がして、むねがどきどきしました。
また行きたいです。理由を一文足す。今度は弟にも見せたいので、また行きたいです。
おいしかったです。味、におい、作った人への気持ちを足す。あつあつで、あまいにおいがして、おいしかったです。

注意: きれいな言葉を足しすぎない

2年生の作文では、大人っぽい表現を無理に入れなくても大丈夫です。「自分が見たこと」「自分が思ったこと」が入っていれば、その子らしい作文になります。

親の声かけで作文は書きやすくなる

保護者が作文を手伝うときは、文を作ってあげるよりも、思い出すための質問をする方がよいです。質問は多すぎると混乱するので、まず一つだけ聞きます。

子どもが止まる場面避けたい声かけおすすめの声かけ
何を書けばよいかわからない何でもいいから書きなさい。今日のことで、いちばん人に話したいことはどれ?
文が短いもっと長く書きなさい。そのとき、見えたものを一つ足せる?
同じ言葉ばかりになる同じ言葉を使わないで。楽しいの中でも、うれしい、どきどき、びっくりのどれに近い?
書き直しをいやがる全部直そう。今日は一文だけくわしくしてみよう。

練習問題

問題を読んでから、クリックして答え方の例を確認してください。先に答えを見ずに、短くてもよいので一度書いてみましょう。

問題やること
問題1「休み時間にしたこと」を、はじめ1文・なか2文・おわり1文で書きましょう。
問題2「楽しかったです」を使わずに、楽しかった気持ちが伝わる文を書きましょう。
問題3「お手伝いをしたこと」を、した順番がわかるように3文で書きましょう。
問題4自分のすきなものについて、理由を一つ入れて4文で書きましょう。
問題1の答え方を見る
例: 「今日の休み時間に、友だちとおにごっこをしました。さいしょはすぐにつかまってしまいました。次は、木の近くまで走ってにげました。つかまらなかったので、うれしかったです。」
問題2の答え方を見る
例: 「ゴールに入ったとき、胸がぽんとあたたかくなりました。友だちが手をたたいてくれて、にこにこしてしまいました。」のように、気持ちが伝わる様子を書きます。
問題3の答え方を見る
例: 「日曜日に、くつをそろえる手伝いをしました。げんかんのくつを一足ずつならべました。きれいになると、家に入るとき気持ちがよかったです。」
問題4の答え方を見る
例: 「わたしはカレーがすきです。じゃがいもがやわらかくて、口の中でほくほくするからです。においがすると、早く食べたくなります。今度は、にんじんを切る手伝いをしたいです。」

指導・添削でよく見るつまずき

よくあるつまずき: 出来事を全部書こうとして、話が広がりすぎる

2年生は、思い出したことを全部書こうとして、話があちこちに動くことがあります。添削では、まず「いちばん書きたい場面はどこ?」と聞き、一つの場面にしぼるとまとまりやすくなります。

よくあるつまずき: 直すところが多すぎて、作文が嫌になる

句読点、漢字、文の長さ、内容を一度に直すと、書くこと自体が苦手になりやすいです。低学年では、今日は「気持ちを一文足す」、次は「順番を直す」のように、直す場所を一つにしぼる方が続きます。

作文を書く前にメモを作りたい人へ

2年生の例文を自分の体験に置きかえる前に、出来事や気持ちを整理したい場合は、無料ワークシートから始めると書く順番を作りやすくなります。 作文ワークシート無料版では、短い文から作文に広げるPDFと学年別の使い方をまとめています。

小学1年生の作文で止まりやすい人へ

2年生向けの例文が少し長く感じる場合は、1年生向けの短い文から確認すると、親の声かけや文の増やし方をつかみやすくなります。 小学1年生の作文の書き方では、絵日記から作文に広げる手順、短い例文、親の声かけをまとめています。

よくある質問

小学2年生の作文は何文字くらい書けばいいですか。
学校から指定がなければ、まずは120字から300字くらいで十分です。大切なのは、文字数よりも、何をしたか、どう思ったかが伝わることです。
親がどこまで手伝ってよいですか。
文を代わりに作るより、思い出すための質問をするのがおすすめです。「どこが楽しかった?」「そのとき何が見えた?」のように聞くと、自分の言葉が出やすくなります。
作文が一文で終わってしまいます。どうすればいいですか。
「いつ」「どこで」「何をした」「どう思った」の4つを、一つずつ別の文にしてみましょう。それだけで4文の作文になります。
例文をまねしてもいいですか。
型をまねするのはよい練習です。ただし、できごとや気持ちは自分のものに置きかえましょう。例文をそのまま写すと、自分の作文になりにくくなります。
読書感想文にも使えますか。
使えます。本の中で心に残った場面を一つ選び、「どんな場面か」「自分はどう思ったか」「自分の生活と似ているところはあるか」の順に書くと、2年生でもまとめやすくなります。
作文ドリルは必要ですか。
必ず必要ではありません。まずは身近な出来事を短く書く練習で十分です。ただ、家庭で定期的に練習したい場合は、短いテーマが並んだドリルを使うと続けやすくなります。

まとめ

小学2年生の作文は、長く書くことよりも、短い文で出来事の順番と気持ちを伝えることが大切です。

  • テーマは、学校、家、休みの日、すきなもの、がんばったことから選ぶ。
  • 構成は、はじめ・なか・おわりの3つに分ける。
  • 「楽しかったです」で終わらせず、何が楽しかったのかを一つ足す。
  • 保護者は文を作るのではなく、思い出す質問をする。

作文の基本の型を確認したい人は、小学生の作文の書き方も参考にしてください。書き出しで迷う人は作文の書き出し方、最後のまとめ方を見たい人は作文の終わり方もあわせて確認できます。

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