文節の間違えやすい問題|中学生向けに見分け方と練習問題を解説

国語

文節分けで間違えやすいのは、「ネを入れれば全部わかる」と思ってしまうことです。ネを入れる方法は便利ですが、助詞、修飾語、補助の関係が出てくると、ネだけでは迷うことがあります。

この記事では、中学生が文節問題でつまずきやすいところを、文節と単語の違い、ネを入れる見分け方の限界、間違えやすいパターン、練習問題の順に整理します。

先に結論

  • 文節は、文を意味が通る自然なまとまりで区切ったものです。
  • 助詞や助動詞は、ふつう前の自立語につけて考えます。
  • 「ネ」を入れる方法は入口として使い、最後は意味と文法で確認します。
  • 補助の関係は「読んで / いる」のように分ける問題で迷いやすいです。

文節と単語の違い

文節分けでまず大切なのは、文節と単語を混ぜないことです。文節は、単語より大きいまとまりです。

単位大きさ文節分けで見ること
いちばん大きい私は昨日、図書館で本を読んだ。文全体を意味のまとまりに分ける。
文節文を自然に区切ったまとまり私は / 昨日 / 図書館で / 本を / 読んだ自立語を中心に、付属語をくっつけて見る。
単語文節をさらに細かく分けたもの私 / は / 昨日 / 図書館 / で助詞や助動詞まで分ける。

言葉の単位を大きい順に確認したい人は、言葉の単位とは?も参考にしてください。

「ネ」を入れる見分け方の限界

文節分けでは、「ネ」を入れて自然に読めるところで区切る方法をよく使います。ただし、これは最初の手がかりです。テストでは、意味のまとまりや文法の働きも確認します。

使い方注意点
文節の切れ目を探す私はネ / 昨日ネ / 本をネ / 読んだネ自然に入る場所が文節の切れ目になりやすい。
意味のまとまりを確認する図書館でネ / 静かにネ / 読んだネ意味が不自然にならないかを確認する。
最後の答えにしない読んでいるネ補助の関係など、ネだけでは迷う形がある。

注意

「ネ」が入るかどうかだけで答えると、単語分けになったり、修飾語を後ろの名詞につけすぎたりします。最後は「自立語を中心にしているか」「助詞を前の文節につけているか」を見直しましょう。

間違えやすい文節分け

文節分けのミスは、いくつかの形に分けて覚えると直しやすくなります。

迷いやすい形間違えやすい区切り正しい考え方
助詞を一つだけ切る私は / 本 / を / 読んだ助詞は前の自立語につけて「本を」とする。
修飾語を名詞につけすぎる大きな犬が / 走る「大きな」は犬を説明する文節なので「大きな / 犬が」。
補助の関係を一つにする本を / 読んでいる学校文法では「読んで / いる」と分けて、補助の関係として見る。
単語分けと混ぜる昨日 / の / 朝 / に文節分けでは「昨日の / 朝に」のように自然なまとまりで見る。
接続語を後ろにつけるだから私は / 勉強した接続語は一文節として「だから / 私は / 勉強した」。

文節分けの基本パターン

次の表は、テストでよく見る形です。まずはこの形を押さえると、問題文が長くなっても迷いにくくなります。

パターン例文文節分け
助詞を前につける私は本を読んだ。私は / 本を / 読んだ
連体修飾語を分ける白い花が咲いた。白い / 花が / 咲いた
副詞を分けるゆっくり歩く。ゆっくり / 歩く
補助の関係を分ける雨が降っている。雨が / 降って / いる
接続語を分けるしかし彼は走った。しかし / 彼は / 走った
並立を分ける父と母が来た。父と / 母が / 来た

文節分けの基本問題を多めに解きたい人は、文節分けの練習問題も確認してください。

文節どうしの関係まで見る

文節に分けたあとは、文節どうしの関係を見ます。文節分けだけで終わらず、主語・述語、修飾、並立、補助までつなげて考えると、文法問題に強くなります。

文節どうしの関係文節分け後に見ること
主語・述語鳥が / 飛ぶ何が、どうするの関係を見る。
修飾・被修飾赤い / 花が / 咲くどの文節が、どの文節をくわしくしているかを見る。
並立父と / 母が / 来る同じ働きの文節が並んでいるかを見る。
補助読んで / いる前の文節の意味を、後ろの文節が補っているかを見る。

関係の見分け方は、文節どうしの関係文節の働きで詳しく確認できます。

練習問題

まず自分で文節に分けてから、クリックして答えを確認してください。答えを見る前に、「助詞を前につけたか」「単語分けになっていないか」を見直すのがおすすめです。

問題文節に分ける文
1私は昨日図書館で本を読んだ。
2大きな犬が公園を走っている。
3雨が降ったので試合は中止になった。
4友達と先生が教室で話していた。
5白い花が静かに庭で咲いた。
6しかし彼は最後まであきらめなかった。
7読みたい本を机の上に置いた。
8妹は泣きながら走ってきた。
問題1の答えを見る

答え: 私は / 昨日 / 図書館で / 本を / 読んだ

ポイント: 「本を」は一文節です。「本 / を」と単語分けにしないようにします。

問題2の答えを見る

答え: 大きな / 犬が / 公園を / 走って / いる

ポイント: 「大きな」は犬を説明する文節です。「走って / いる」は補助の関係として見ます。

問題3の答えを見る

答え: 雨が / 降ったので / 試合は / 中止に / なった

ポイント: 「ので」は前につけます。「中止に」は一文節として扱います。

問題4の答えを見る

答え: 友達と / 先生が / 教室で / 話して / いた

ポイント: 「友達と」「先生が」は並ぶ文節です。「話して / いた」は補助の関係です。

問題5の答えを見る

答え: 白い / 花が / 静かに / 庭で / 咲いた

ポイント: 修飾語の「白い」「静かに」は、それぞれ一文節として分けます。

問題6の答えを見る

答え: しかし / 彼は / 最後まで / あきらめなかった

ポイント: 接続語の「しかし」は一文節です。「あきらめなかった」は一つの文節として見ます。

問題7の答えを見る

答え: 読みたい / 本を / 机の / 上に / 置いた

ポイント: 「読みたい」は本を説明する文節です。「机の」「上に」は分けて考えます。

問題8の答えを見る

答え: 妹は / 泣きながら / 走って / きた

ポイント: 「走って / きた」は補助の関係です。ひとかたまりにしないようにします。

よくある質問

文節分けと単語分けは何が違いますか。
文節分けは、文を自然な意味のまとまりで区切ります。単語分けは、文節をさらに細かく分けます。詳しくは単語の区切り方も参考にしてください。
助詞はどちらの文節につけますか。
ふつう、助詞は前の自立語につけます。「本を」は一文節で、「本 / を」と分けるのは単語分けです。
ネを入れる方法だけで解けますか。
入口としては使えますが、それだけでは不十分なことがあります。修飾語、補助の関係、単語分けとの違いも確認します。
補助の関係はなぜ間違えやすいですか。
「読んでいる」のように一つの動きに見えるためです。文法問題では「読んで / いる」と分け、後ろの文節が前の文節を補っていると考えます。
文節の数を答える問題で気をつけることは何ですか。
単語の数を数えないことです。助詞や助動詞を一つずつ数えると、文節数が多くなりすぎます。
長い文が出たときはどうすればいいですか。
まず述語を見つけ、次に主語や修飾語を探します。そのあと、助詞を前につけながら文節に分けると落ち着いて解けます。

まとめ

文節の間違えやすい問題では、ネを入れる方法だけに頼らず、文節と単語の違い、助詞のつけ方、修飾語、補助の関係を確認することが大切です。

  • 助詞は前の自立語につけて考える。
  • 修飾語は、後ろの名詞や動詞にくっつけすぎない。
  • 補助の関係は「読んで / いる」のように分ける。
  • 文節分けのあと、文節どうしの関係まで確認する。

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