30秒でわかる作文ドリル選び
- 作文ドリルは、「人気そうだから」ではなく、子どもの止まり方に合わせて選びます。
- 書き出しで止まる子、文が短い子、原稿用紙が苦手な子では、合う教材が違います。
- 最初は1回10〜20分で終わるものを選ぶと、家庭学習で続けやすくなります。
小学生向けの作文ドリルはたくさんありますが、どれを選んでも同じではありません。作文が苦手な子に、いきなり長い文章を書かせる教材を選ぶと、かえって作文への苦手意識が強くなることがあります。
作文の相談でよく見るのは、「とりあえずドリルを買ったけれど、子どもが続かなかった」というケースです。原因は、教材そのものが悪いというより、子どもの困り方と教材の目的が合っていないことが多いです。
この記事では、実際の商品名をランキングのように断定するのではなく、家庭学習で使いやすい作文ドリルの選び方を整理します。購入前に見るポイント、学年別の選び方、苦手タイプ別の選び方を確認していきましょう。
作文ドリルは「何に困っているか」で選ぶ
まず見るのは、学年よりも「どこで手が止まるか」です。書き出し、文の広げ方、原稿用紙、感想の深め方のどれで困っているかを見ます。
| ドリルのタイプ | 向いている子 | 見るポイント |
|---|---|---|
| テーマ練習型 | 何を書けばよいかわからず、毎回テーマ選びで止まる子。 | 身近なテーマが多いか。1回分が短く、無理なく続けられるか。 |
| 例文まね型 | 書き出しやまとめ方の型がまだつかめていない子。 | 例文のあとに、自分の言葉で書く欄があるか。 |
| 文章表現型 | 「楽しかったです」「すごかったです」など同じ表現が多い子。 | 気持ちの言葉、つなぎ言葉、くわしく書く練習があるか。 |
| 原稿用紙ルール型 | 句読点、会話文、段落、小さい文字の書き方で迷う子。 | 原稿用紙の使い方が図で説明されているか。 |
| 読書感想文型 | 読書感想文や夏休みの作文で困りやすい子。 | 本を読んだあと、場面・気持ち・考えを整理する欄があるか。 |
学年別の選び方
| 学年 | 選び方 | 避けたい教材 |
|---|---|---|
| 低学年 | 絵や短い文が多く、1回10分程度で終わるもの。親子で話してから書ける形式。 | 文字量が多すぎるもの。例文が長く、読むだけで疲れるもの。 |
| 中学年 | 体験、観察、行事、感想を「順番」に書く練習ができるもの。 | いきなり長い作文を書かせるもの。型の説明が少ないもの。 |
| 高学年 | 理由、具体例、まとめまで整理できるもの。意見文や説明文にもつながるもの。 | 低学年向けすぎるもの。感想だけで終わり、考えを深める練習が少ないもの。 |
苦手タイプ別のおすすめ
| 困り方 | 合いやすいドリル | 家庭での使い方 |
|---|---|---|
| 書き出しで止まる | 例文まね型、テーマ練習型。 | 最初の一文だけ一緒に考え、残りは子どもが書く。 |
| 文が短い | 文章表現型、くわしく書く練習があるもの。 | 「いつ」「どこで」「誰と」「何を感じたか」を1つずつ足す。 |
| 原稿用紙が苦手 | 原稿用紙ルール型。 | 作文を書く前に、会話文や句読点だけ短く練習する。 |
| 感想が広がらない | 読書感想文型、意見文型。 | 「なぜそう思った?」を一度だけ聞き、理由を1文足す。 |
| 続かない | 1回分が短いテーマ練習型。 | 毎日ではなく週1〜2回にして、完成より継続を優先する。 |
買う前に見るポイント
| 選び方 | よい例 | 弱い例 |
|---|---|---|
| 対象学年 | 学年表示だけでなく、実際の文字量・例文の長さを確認する。 | 「小学生向け」だけで選ぶ。 |
| 例文 | 例文のあとに、自分で書く欄がある。 | 例文を読むだけで終わる。 |
| テーマ | 学校生活、行事、家族、読書など身近なテーマがある。 | 子どもにとって想像しにくいテーマが多い。 |
| 解説 | なぜその書き方になるのか、短く説明されている。 | 答えだけで、直し方がわからない。 |
注意点: 「作文が得意になる」という雰囲気だけで選ばず、目次と最初の数ページを見て、今の困り方に合うかを確認しましょう。
おすすめしにくい選び方
NG例: 「高学年だから難しい教材を選ぶ」
学年が上がっていても、作文の型が身についていない子には、やさしいテーマで短く書く練習が必要です。いきなり難しい意見文や長文作文に進むと、途中で止まりやすくなります。
NG例: 「例文が多いから安心」と考える
例文は大切ですが、例文を読むだけでは作文力は伸びにくいです。例文のあとに、自分の体験や考えに置きかえて書く欄があるかを見ましょう。
家庭学習で続ける進め方
| 週の回数 | やること | 保護者の関わり方 |
|---|---|---|
| 週1回 | 短いテーマを1つ選び、5〜8文で書く。 | 書く前に2〜3分だけ話を聞く。添削しすぎない。 |
| 週2回 | 1回目はメモ、2回目は文章にする。 | メモの時点で、体験・気持ち・理由があるか確認する。 |
| 提出前 | 書いた作文を読み直し、1文だけくわしくする。 | 全部直すのではなく、よくなった文を一つ見つけて伝える。 |
購入前チェックリスト
| チェック | 見る場所 |
|---|---|
| 1. 1回分は10〜20分で終わりそうか。 | 目次、1ページの文字量、問題数。 |
| 2. 子どもが書けそうなテーマがあるか。 | 最初の5テーマを見て、身近かどうか確認。 |
| 3. 例文をまねるだけで終わらないか。 | 自分の体験に置きかえる欄があるか。 |
| 4. 親が毎回つきっきりでなくても進められるか。 | 説明のわかりやすさ、解答・解説の量。 |
| 5. 今の困り方に合っているか。 | 書き出し、文の広げ方、原稿用紙、読書感想文などの単元。 |
指導・添削でよく見るつまずき
よくあるつまずき: ドリルを買ったのに、最初のページで止まる
この場合、子どもが怠けているとは限りません。「書く材料を思い出す」「順番を決める」「一文にする」という作業が同時に起きて、頭の中が混雑していることがあります。ドリルを始める前に、親子で30秒だけテーマについて話すと、書き出しやすくなります。
作文を書く前にメモを作りたい人へ
作文ドリルを買う前に、まず無料ワークシートで書く流れを試すと、子どもに合う教材の難しさを判断しやすくなります。 作文ワークシート無料版では、短い文から作文に広げるPDFと学年別の使い方をまとめています。
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作文の宿題で手が止まりやすい子が、短いテーマで書く回数を増やしたいときに探しやすいカテゴリです。 合う人: 日記、行事作文、学校の宿題などで毎回書き出しに迷う子。 注意: 例文を写すだけになりやすい子は、先に親子で話す材料を増やしてから使う方が合います。 教材を探す
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作文だけでなく、文のつなげ方、言葉の選び方、説明の順番まで練習したいときに向いています。 合う人: 一文が短くなりやすい子、同じ言葉をくり返しやすい子、感想を広げたい子。 注意: 作文専用ではない教材もあるため、目次に作文・表現・記述の練習があるか確認してください。
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作文ドリルを選ぶ前に、2年生がどのくらいの文量で書ければよいかを知っておくと、教材の難しさを判断しやすくなります。 小学2年生の作文例文では、短い例文、書きやすいテーマ、親の声かけをまとめています。
小学1年生の作文で止まりやすい人へ
作文ドリルを選ぶ前に、1年生がどのくらい短い文から始めればよいかを知っておくと、教材の難しさを判断しやすくなります。 小学1年生の作文の書き方では、絵日記から作文に広げる手順、短い例文、親の声かけをまとめています。
よくある質問
まとめ
小学生向け作文ドリルは、人気や学年だけで選ぶより、子どもの困り方に合わせて選ぶ方が失敗しにくいです。
- 書き出しで止まる子には、例文まね型やテーマ練習型。
- 文が短い子には、文章表現型やくわしく書く練習があるもの。
- 原稿用紙が苦手な子には、ルールを図で確認できるもの。
- 続かない子には、1回10〜20分で終わるもの。
作文の基本を先に確認したい場合は、小学生の作文の書き方、書き出しで迷う人は作文の書き出し方、まとめ方で迷う人は作文の終わり方も参考にしてください。



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