接続詞一覧|小学生向けに意味・使い分け・例文を解説

接続詞一覧。4つの分類、前後の関係からの選び方、読解と作文での使い方をまとめた図解 国語

接続詞は、前と後の内容がどんな関係かを読み手へ知らせる言葉です。「雨が降った。だから傘をさした」なら原因と結果、「雨が降った。しかし試合は続いた」なら予想と反対の関係です。

覚える順番は、言葉の一覧より前の内容を短く言う → 後ろを予想する → 関係を決める → 接続詞を入れて読み直すが先です。この手順なら、初めて見る文章でも「だから」と「しかし」を意味から選べます。

図1 接続詞の八つの働き図1 接続詞の八つの働き。小学生向けの日本語説明図です。接続詞は「前と後の関係」を示す標識順接だから・すると逆接しかし・けれども並列また・および添加しかも・そのうえ対比一方・反対に選択または・それとも説明つまり・なぜなら転換さて・ところで名前より先に、後ろが「結果・反対・追加・説明」のどれかを考えます。
図1 接続詞の八つの働き
働き前と後の関係主な接続詞短い例
順接前が原因・理由、後が結果だから・それで・すると雨だ。だから傘を持つ。
逆接予想される内容と反対しかし・けれども・ところが雨だ。しかし試合をする。
並列同じ立場の内容を並べるまた・および・ならびに犬が好きだ。また猫も好きだ。
添加前の内容へ付け加えるしかも・そのうえ・さらに速い。しかも正確だ。
対比二つの違いを比べる一方・反対に兄は朝型だ。一方、私は夜型だ。
選択どちらかを選ぶまたは・それとも・あるいは赤、または青を選ぶ。
説明言い換え・理由・例を示すつまり・なぜなら・たとえば動物、たとえば犬を調べる。
転換話題を切り替えるさて・ところで・ではさて、次の問題へ進もう。

接続詞を選ぶ4つの手順

穴埋め問題を見て、選択肢の音だけで決めると間違えやすくなります。まず接続詞を隠したまま、二つの文がどうつながるかを考えます。

図2 前後関係から接続詞を選ぶ手順図2 前後関係から接続詞を選ぶ手順。小学生向けの日本語説明図です。接続詞を選ぶ4段階1前を短くする雨が降った2後ろを予想する試合は中止?3関係を決める予想どおり/反対4入れて読み直すだから/しかし「よく見る言葉」ではなく、前後の意味が自然につながるものを選びます。
図2 前後関係から接続詞を選ぶ手順

たとえば「雨が降った。( )、試合は続いた」では、雨なら中止になりそうだと予想できます。それでも続いたので逆接です。「しかし」「けれども」「それでも」などを候補にし、文の強さに合うものを選びます。

反対に「雨が降った。( )、試合は中止になった」なら予想どおりの結果です。順接の「そのため」「だから」が合います。同じ前文でも、後ろの内容を読まなければ接続詞は決まりません。

順接:理由・原因から結果へ進む

順接は、前の内容から自然に予想される結果や行動を後ろへつなぎます。「だから」だけでなく、「それで」「すると」「そこで」には少しずつ違いがあります。

接続詞ぴったりな場面似た言葉との違い
だから理由を受けて結果を述べる「それで」より理由と結論をはっきり見せやすい
それで出来事が自然に次の出来事へつながる命令や強い主張の前には合いにくい
するとある動作の直後に起きたこと自分の意見の理由づけには使わない
そこで問題を受けて取った行動単なる時間の順番ではなく対応策を示す

「宿題が分からなかった。そこで先生に質問した」の「そこで」は、困った状況を受けて行った対応です。「宿題が分からなかった。だから先生に質問するべきだ」なら、理由から判断や主張を導いています。

学校の穴埋めでは、前が原因、後ろが結果であるだけでなく、後ろが出来事・判断・対応策のどれかまで見ると選びやすくなります。

逆接:予想と反対へ進む

逆接は「前の内容から普通ならこうなる」と考えた予想を、後ろでくつがえします。反対語が入っていなくても、期待と結果がずれていれば逆接です。

接続詞使う関係
しかし前から予想されることと反対よく練習した。しかし、負けた。
けれども反対の内容を少しやわらかくつなぐ難しい。けれども、おもしろい。
ところが予想外の結果を強く示す晴れる予報だった。ところが、雨になった。
それでも前の事情に負けず後を行う疲れていた。それでも、歩き続けた。
図3 だから・しかし・つまりで変わる文章の向き図3 だから・しかし・つまりで変わる文章の向き。小学生向けの日本語説明図です。同じ前文でも、接続詞で後ろの向きが変わる雨が降ってきた。だから傘をさした。原因 → 結果しかし試合は続いた。予想 → 反対つまり天気が変わった。内容 → 言い換え接続詞は飾りではなく、読み手が次を予想するための案内です。
図3 だから・しかし・つまりで変わる文章の向き

「よく練習した。しかし負けた」では、練習すれば勝ちそうだという予想があります。「よく練習した。そして負けた」では、そのずれが読み手へ十分に伝わりません。

「それでも」は、難しい事情があるのに行動を続ける意味を強くします。「雨が降った。それでも走った」のように、単に反対を示すだけでなく、負けずに行う気持ちも感じられます。

並列・添加・対比を分ける

三つとも情報を並べるように見えますが、同じ立場で置くのか、もう一段足すのか、違いを見せるのかが異なります。

関係接続詞使い分け
並列また同じ種類の内容を並べる本を読んだ。また、絵も描いた。
添加さらに前へもう一段情報を足す調べた。さらに、実験もした。
添加しかも意外さや強調を伴って足す軽い。しかも、丈夫だ。
対比一方違う面を並べて比べる夏は暑い。一方、冬は寒い。

「この道具は軽い。また、持ちやすい」は二つの特徴を並べます。「軽い。しかも丈夫だ」なら、軽さだけでなく丈夫さもあるという強調が加わります。

「兄は運動が好きだ。一方、私は読書が好きだ」は二人の違いを比べています。二つとも好きという共通点を伝えたいなら、「また」「そして」の方が合う場合があります。

選択・説明・転換の接続詞

「または」「それとも」は選択肢を示します。「つまり」「なぜなら」「たとえば」は、前の内容を分かりやすくしたり、理由を示したりします。「さて」「ところで」は話題を切り替えます。

接続詞後ろに来るもの読み方の目印
つまり前の内容のまとめ・言い換え大事な結論が来やすい
なぜなら前に述べた意見の理由後ろに「からだ」が来ることがある
たとえば具体例前の広い言葉を具体的にする
要するに長い説明の要点筆者の主張を探す手がかりになる

「つまり」の後ろは、前の長い説明を短くまとめた部分になりやすいため、読解問題で要点を探す手がかりになります。「たとえば」の後ろだけを覚えるのではなく、何の具体例なのかを前へ戻って探します。

「ところで」は、前の話と直接つながらない新しい話題へ移るときに使います。作文の途中で急に使うと流れが切れるため、本当に話題を変える場所か確かめます。

読解では接続詞の前後を矢印で読む

接続詞へ線を引いただけでは、文章の関係はまだ分かりません。前後を短い言葉にし、どちら向きの矢印か書き込みます。

見つけた接続詞先にすること読解での予想
しかし前文の内容を確認する後ろに反対・例外が来る
つまり前の数文をまとめる後ろが要点や言い換えになる
たとえば直前の一般的な言葉を探す後ろに具体例が来る
なぜなら直前の意見を探す後ろに理由・根拠が来る
一方比べる二つの対象を探す共通点より違いが示される

「しかし」があれば、その後だけ読むのではなく、何に反対しているか前へ戻ります。「一方」があれば、比べている二つの対象を囲みます。「つまり」があれば、前のどの説明をまとめたのか括弧でくくります。

段落の最初にある接続詞は、段落どうしの関係を示すことがあります。その場合は直前の一文だけでなく、前段落の要点と新しい段落の最初を比べます。

作文では接続詞を入れる・変える・削る

作文を分かりやすくするには、難しい接続詞を増やす必要はありません。関係が変わる場所だけに置き、同じ言葉が続いたら文の組み立てを見直します。

作文で起こること直す前直し方
そしてが続くそして行った。そして見た。場所・追加・結果のどれかに分ける
だからが急に出る楽しかった。だから海だった。前が本当に理由か確かめる
しかしが多いしかしA。しかしB。反対が弱ければ文を続ける
接続詞がなく飛ぶ観察した。名前が分かった。そこで調べた、の行動を補う
長い一文になる雨で試合は…しかし…だから…関係ごとに文を分ける
図4 接続詞の繰り返しを直した作文例図4 接続詞の繰り返しを直した作文例。小学生向けの日本語説明図です。作文は「接続詞を増やす」より「関係を整理する」直す前そして公園へ行きました。そして虫を見つけました。そして家で図鑑を調べました。直した後公園で虫を見つけました。そこで、動きを観察しました。さらに、家で図鑑を使って名前を調べました。同じ言葉の繰り返しを減らし、場所と追加の関係を分けます。
図4 接続詞の繰り返しを直した作文例

「そして」を「さらに」へ置き換えるだけでなく、なぜ追加なのかを考えます。時間順なら接続詞を使わず、「公園へ行き、虫を見つけました」と一文にまとめられます。

接続詞を削っても意味が通じるなら、省いた方が読みやすい場合があります。清書前に接続詞へ丸を付け、同じ語が近くに三つないか、前後の関係と合っているかを読み直します。

間違いやすい接続詞を直す

不自然な接続詞は、単語だけを入れ替える前に、二文の関係を言葉にします。「原因と結果」「予想と反対」「同じ立場」「具体例」のように書くと、直す理由が分かります。

誤りなぜ不自然?修正例
雨が降った。だから、試合をした。普通の予想と結果が合わないしかし、試合をした。
二つあります。つまり、赤か青です。具体的な選択肢を示しているたとえば/一つは…もう一つは…
犬が好きです。一方、猫も好きです。対比より並列に近いまた、猫も好きです。
疲れた。なぜなら、休んだ。後ろが理由になっていない疲れた。そこで、休んだ。

接続詞が一つに決まらない文もあります。その場合は、書き手が何を強調したいかで変わります。「難しい。しかしおもしろい」は意外さを、「難しいけれどもおもしろい」は一文の中でやわらかく対比する感じを出します。

テストでは文脈と選択肢の中で最も合うものを選びます。自分の作文では、選んだ接続詞を声に出し、読み手が次を正しく予想できるか確かめます。

学年に合わせた練習方法

低学年では「そして・だから・でも」の三つから始め、出来事の順番、結果、反対を分けます。中学年以降は、同じ順接の中でも「だから・そこで・すると」の違いへ進みます。

段階学習内容目標
低学年の土台そして・だから・でも時間、結果、反対を区別する
中学年しかし・そこで・たとえば・つまり前後二文の関係を言葉にする
高学年一方・しかも・なぜなら・要するに段落の役割と筆者の意図を読む
作文への応用入れる・置き換える・削る読み手が迷わない最小限の接続詞にする

練習は一日十語を暗記するより、同じ二文へ違う接続詞を入れ、意味の変化を比べる方が効果的です。「雨が降った」の後ろを三種類作り、「だから」「しかし」「そこで」を使い分けます。

高学年では説明文から接続詞を一つ選び、前後の要点を十字程度で書きます。その後、接続詞を隠しても関係を説明できるか確認します。

確認することできたら印
前の内容を一言でまとめた
後ろに何が来るか予想した
結果・反対・追加・説明などの関係を決めた
候補を入れて声に出した
同じ接続詞が続いていない
なくても通じる接続詞は削った

練習問題:前後の関係から選ぼう

答えを開く前に、前と後を短く言い、関係の名前を書いてください。接続詞だけでなく理由も説明できれば、別の文章でも使えます。

問題1 「雨が強くなった。( )、試合は中止になった」に入る言葉は?

答え例:「そのため」「だから」です。

理由:雨が強くなったことが原因で、試合の中止が結果です。前から後へ理由・原因が進む順接です。

問題2 「何度も練習した。( )、本番では失敗した」に入る言葉は?

答え:「しかし」「ところが」などです。

理由:練習したなら成功しそうだという予想に反して、失敗したからです。「ところが」は予想外の感じを強く出します。

問題3 「この町には古い寺がある。( )、大きな公園もある」に入る言葉は?

答え例:「また」です。

理由:町にあるものを同じ立場で並べています。後ろを特に強く付け加えるなら「さらに」も考えられます。

問題4 「昆虫は体が頭・胸・腹に分かれる。( )、三つの部分がある」に入る言葉は?

答え:「つまり」です。

理由:後ろの文は、前の内容を短く言い換えています。新しい理由や反対の内容ではありません。

問題5 「行き先は山にしますか。( )、海にしますか」に入る言葉は?

答え:「それとも」です。

理由:質問の形で二つの選択肢から選ばせています。普通の文で選択肢を並べる場合は「または」も使えます。

問題6 「そして」が三回続く作文をどう直す?

答え例:「公園へ行き、虫を見つけました。そこで動きを観察しました。さらに、家で図鑑を使って名前を調べました。」

理由:最初は動作を一文につなぎ、次を場所での行動、最後を追加の調査として関係を分けました。

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無料:接続詞判断カード

前後の文を短くし、関係と候補を書いてから選ぶ表です。ノートへ写して使えます。

前の内容後ろの内容関係入れる接続詞
練習した上達した原因→結果だから
練習した失敗した予想と反対しかし
二つの方法があるAかBを選ぶ選択または
同じ意味で言い直す要するに大切だ説明つまり

※候補だけを暗記せず、前と後の関係を一言で書きます。

よくある質問

Q1 接続詞とは何ですか?

文と文、段落と段落などの関係を読み手へ示す言葉です。前の内容を受け、後ろが結果・反対・追加・説明などのどちらへ進むかを案内します。

Q2 接続語と接続詞は同じですか?

学校の問題では、文や段落をつなぐ働きを広く「接続語」と呼び、その中心に接続詞があります。「そのため」「このように」のようなまとまりも接続語として扱う場合があります。設問と教科書の用語を確認してください。

Q3 「だから」と「それで」はどう違いますか?

どちらも順接ですが、「だから」は理由から結論や判断を強く導くとき、「それで」は出来事が自然に次へ進むときに使いやすい言葉です。文脈によって両方使える場合もあります。

Q4 作文には接続詞をたくさん入れた方がよいですか?

多ければよいわけではありません。前後の関係が明らかなときは省けます。同じ接続詞が続いたら、関係を言い換えるだけでなく、二文を一文にまとめたり接続詞を削ったりします。

Q5 読解問題では接続詞に線を引けば解けますか?

よい手がかりですが、それだけでは足りません。「しかし」なら何と何が反対か、「つまり」なら何を言い換えたかまで矢印や短い言葉で示します。

Q6 正解が二つあるように感じます

接続詞は文脈により複数が自然な場合があります。ただし、選択問題では語調や関係の強さまで比べます。記述問題なら、選んだ言葉と前後関係を一緒に説明できるか確かめます。

まとめ

接続詞は、文の流れを飾る言葉ではなく、前と後の関係を示す標識です。

  • 前の内容を短くまとめる。
  • 後ろに何が来そうか予想する。
  • 結果・反対・並列・追加・対比・選択・説明・転換から関係を選ぶ。
  • 候補を入れ、声に出して意味を確かめる。
  • 読解では接続詞の前後へ矢印を引く。
  • 作文では同じ語を置き換えるだけでなく、まとめたり削ったりする。

まず「雨が降った」の後ろへ、結果になる文と予想に反する文を一つずつ作ってください。「だから」と「しかし」の違いを自分の文で説明できれば、一覧は暗記表ではなく使える道具になります。

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