作文の接続詞(つなぎ言葉)の使い方【小学生向け】種類一覧と例文

作文の接続詞7種類の一覧と使い方を図解したアイキャッチ画像 国語
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📅 最終更新日:2026年5月20日 ⏱ 読了目安:約6分 🎯 対象:小学生・保護者 ✍ 著者:

📌 30秒でわかる結論

  • 接続詞(つなぎ言葉)は大きく7種類に分けられる
  • 作文では「だから」→「そのため」、「でも」→「しかし」に言い換えると文章が引き締まる
  • 「なぜなら」は「なぜなら〜からだ。」の形で使うのが基本
  • 同じ接続詞を連続して使うと単調になるのでなくても伝わる場所は省く
  • 段落の最初に接続詞を置くと、話の流れが読み手に伝わりやすくなる
作文で接続詞の使い方に悩む女の子
さくら
先生に「だからが多い」って言われた……。でも「だから」以外にどう書けばいいかわからない。
子どもの作文を見て悩む保護者
お母さん
子どもの作文を見ると「だから」「そして」ばかりで……どう教えてあげればいいのか困るわ。
接続詞の使い方を説明する先生
先生
接続詞は7種類の型を覚えるだけで、 ぐっと使いこなせるようになります! 「だから→そのため」などの書き言葉への言い換え表もまるごと紹介するので、 作文を書く前にサッと確認してみてください。

この記事では、作文でよく使う接続詞の種類・使い方・言い換えを 例文つきでわかりやすく解説します。 「だから多用を直したい」「逆接の言葉をもっと知りたい」という方も、 ぜひ最後まで読んでみてください。

接続詞(つなぎ言葉)とは?

接続詞とは、文と文をつなぐ役割をする言葉のことです。 小学校の国語では「つなぎ言葉」と呼ばれることもあります。 「だから」「しかし」「また」「なぜなら」などが代表的な接続詞です。

接続詞を正しく使えると、文章のつながり方(流れ)が読み手にはっきり伝わります。 逆に使い方がズレると、読んでいて「?」と感じる文章になってしまいます。 まずは「どんな種類があるか」を知ることが第一歩です。

💡 接続詞の2つの使い方
① 文の最初に置いて、前の文との関係を示す(段落頭での使用)
② 文の途中に置いて、節と節をつなぐ(「〜だが、〜」など)

小学校の学習指導要領でも、国語の中学年(3・4年生)以降に 「つなぎ言葉の役割を理解する」「文章の構成を意識して書く」ことが 目標として示されています。 (参考:文部科学省 学習指導要領)

接続詞の7種類一覧と代表的な言葉

接続詞は文のつながり方によって、大きく7種類に分けられます。 それぞれの種類と代表的な言葉を一覧表でまとめました。 「つなぎ言葉の種類ってこんなにあるの!」と思ったら、まずは 順接・逆接・添加・説明の4種類から覚えるのがおすすめです。

種類意味・役割代表的な言葉
①順接 前の内容が原因・理由になって次が続く そのため/したがって/だから/それで
②逆接 前の内容に反する内容が続く しかし/ところが/それなのに/でも/だが
③添加 前の内容に付け加える また/そして/さらに/しかも/それから
④説明 前の内容の理由・まとめを示す なぜなら/つまり/というのも/要するに
⑤例示 前の内容の具体例を挙げる たとえば/具体的には
⑥転換 話題を変える ところで/では/さて
⑦選択 どちらか一方を選ぶ関係を示す または/あるいは/それとも

📌 最初に覚えるべき4種類: 作文でとくに使用頻度が高いのは ①順接・②逆接・③添加・④説明の4種類です。 まずこの4つをマスターしてから、残りの種類を少しずつ増やしましょう。

話し言葉と書き言葉の言い換え表

「だから」「でも」「だって」などは、ふだんの会話では自然に使いますが、 作文(書き言葉)ではより改まった表現に言い換えると文章が引き締まります。 必ず言い換えなければいけないわけではありませんが、 覚えておくと表現の幅が広がります。

話し言葉(口語)書き言葉(文語)種類
だからそのため/したがって/それで順接
でもしかし/ところが/それなのに逆接
だってなぜなら/というのも説明
あと(は)また/さらに/それから添加
それで(話題転換)ところで/では/さて転換

💡 覚え方のコツ:「だから→そのため」「でも→しかし」「だって→なぜなら」の 3セットだけ先に覚えると、作文の印象がぐっと変わります。

種類別・使い方と例文

使用頻度が高い5種類について、使い方のポイントと例文をくわしく説明します。 「どんなときに使うのか」を例文でイメージしながら覚えましょう。

①順接:だから → そのため・したがって

前の文が原因・理由になって、次の文の結果・結論が続くときに使います。 「原因〜。そのため、結果〜。」という流れになります。 「だから」は日常会話では自然ですが、 書き言葉の作文では「そのため」「したがって」がよく使われます。

📝 例文(順接)

  • 練習を毎日続けた。そのため、本番では自信を持って演奏できた。
  • 雨が続いていた。したがって、遠足は一週間後に延期になった。
  • ミスをしてしまった。それで、次回は気をつけようと決めた。
💡 使い分けのコツ:「そのため」は原因→結果の流れ全般に使いやすく、 「したがって」はやや改まった場面(意見文・まとめの段落)に向いています。

②逆接:でも → しかし・ところが

前の内容と反対のことが続くときに使います。 「〜だと思っていた。しかし、実際はちがった。」のように、 読み手の予想を裏切る展開に効果的です。 「でも」は話し言葉的なので、 作文では「しかし」や「ところが」に言い換えると引き締まります。

📝 例文(逆接)

  • 最初は難しいと思っていた。しかし、やってみると意外と楽しかった。
  • 毎日練習していた。ところが、本番では思うように力が出なかった。
  • もう終わったと思っていた。それなのに、まだ続きがあった。
💡 「しかし」と「ところが」の違い: 「しかし」は意見・反論を述べるとき全般に使えます。 「ところが」は「意外な展開・予想外の結果」のニュアンスが強い逆接です。

③添加:そして・また・さらに

前の内容に情報を付け加えるときに使います。 小学生の作文で最も多用されやすい接続詞がこの「そして」です。 「そして〜。そして〜。そして〜。」と続くと 文章が単調になるため、同じ添加でも言葉を変えながら使いましょう。

📝 例文(添加)

  • 朝ごはんをしっかり食べた。また、準備体操も念入りに行った。
  • 友だちに声をかけることができた。さらに、一緒に問題を解決することもできた。
  • はじめて挑戦した。しかも、一度もミスをしないで成功した。
💡 使い分けのコツ:単純な付け加えは「また」、 程度が増す場合は「さらに」、意外性を含む付け加えは「しかも」を使うと ニュアンスが明確になります。

④説明:なぜなら・つまり

前の文の理由を説明したり、内容をまとめたりするときに使います。 「なぜなら」は理由を後から説明するときに、 「つまり」は前の内容を言い換えてまとめるときに使います。

📝 例文(説明)

  • わたしはこの本が好きだ。なぜなら、主人公の気持ちが自分に似ていると感じたからだ。
  • 毎朝早起きをして勉強した。つまり、努力を続けることが大切だということだ。
  • 友だちに意地悪をしてしまった。というのも、そのときの自分は余裕がなかったからだ。

📌 「なぜなら」の正しい形
「なぜなら〜からだ(からです)。」が基本の形です。
「なぜなら〜だから。」と書くと「なぜなら」と「だから」の意味が重なるため、 「なぜなら〜からだ。」の形でまとめるとすっきりします。

⑤転換:ところで・では

前とは別の話題に切り替えるときに使います。 作文の中で「場面を変える」「結論に入る」場面でよく登場します。 小学生の作文では「まとめの段落を始めるとき」に使うと自然です。

📝 例文(転換)

  • ところで、この体験を通してわたしが気づいたことが一つある。
  • では、この問題をどうすれば解決できるだろうか。
  • さて、ここからが今回のまとめです。

よくある接続詞のNG例と改善パターン

実際の作文でよく見られる接続詞のミスを3パターン紹介します。 自分の作文を見直すときのチェックリストとして使ってください。

パターン① 「だから」を何度も繰り返す

❌ NG例

練習をがんばった。だから上手くなった。 だから自信がついた。 だからもっと練習したくなった。

同じ接続詞の連続で単調になる

✅ 改善後

練習をがんばった。そのため、上手くなることができた。 さらに、自信もついてきた。 こうして、もっと練習したくなった。

種類を変えながら使うと自然な流れに

パターン② 「なぜなら〜だから」と意味が重なる

❌ NG例

この本が好きだ。 なぜなら主人公が勇気ある行動をするからだから

「なぜなら」と「だから」が重なっている

✅ 改善後

この本が好きだ。 なぜなら、主人公が勇気ある行動をするからだ

「なぜなら〜からだ。」の形でスッキリ

パターン③ 順接の流れなのに逆接を使う

❌ NG例

一生懸命練習した。 しかし、本番では上手く演奏できた。

「練習した→上手くできた」は順接なのに逆接を使っている

✅ 改善後

一生懸命練習した。 そのため、本番では自信を持って演奏できた。

原因→結果の流れに合った接続詞に変える

接続詞のコツを教える女性の先生
先生
書いた作文を見直すとき、接続詞の部分だけ抜き出して声に出して読んでみましょう。 「そのため→さらに→しかし→つまり」のように流れが自然かどうかを 確認するだけで、文章の質がぐんと上がりますよ。

よくある質問(FAQ)

Q 接続詞(つなぎ言葉)とは何ですか?
接続詞とは、文と文をつなぐ役割をする言葉のことです。 小学校の国語では「つなぎ言葉」とも呼ばれます。 「だから」「しかし」「また」「なぜなら」「たとえば」などが代表的な接続詞です。 文のつながり方を読み手に伝えることで、文章が読みやすくなります。
Q 作文で「だから」を使いすぎるとよくないの?
「だから」は話し言葉的な表現で、作文(書き言葉)では「そのため」「したがって」に 言い換えるとより自然な文章になります。 また、どの文にも「だから」をつけると文のつながりが不自然になるため、 本当に原因・結果の関係があるときだけ使うようにしましょう。
Q 「でも」と「しかし」はどちらを作文で使えばいいですか?
どちらも逆接の接続詞ですが、「でも」は話し言葉的、「しかし」は書き言葉的な表現です。 作文では「しかし」または「ところが」「それなのに」を使うのが一般的です。 「でも」を完全に禁止する必要はありませんが、 「しかし」に置き換えると文章が引き締まります。
Q 「なぜなら」を使うときのルールはありますか?
「なぜなら」は前の文の理由を説明するときに使います。 「なぜなら〜からだ(からです)。」という形で使うのが基本です。 「なぜなら〜だから。」という形でも使えますが、 「なぜなら」と「だから」は意味が重なるため、 「なぜなら〜からだ。」の形の方がすっきりします。
Q 接続詞を使いすぎるとどうなりますか?
接続詞を多用すると文章がくどくなり、読みにくくなります。 特に同じ接続詞(「そして〜そして〜そして」など)を繰り返すと単調な印象になります。 接続詞がなくても自然につながる文では省略し、 本当に必要なところだけに使うのがコツです。
Q 段落の最初に接続詞を置いてもいいですか?
段落の最初に接続詞を置くのはよく使われる方法です。 特に「しかし」「ところが」「そのため」「つまり」は段落頭に置くと 話の展開が読み手に伝わりやすくなります。 ただし、すべての段落を接続詞で始めるのは単調になるので、 必要な段落だけに絞るのがおすすめです。

まとめ・チェックリスト

接続詞の使い方のポイントをまとめます。 作文を書き終えたら、下のチェックリストで確認してみてください。

☑ 接続詞チェックリスト

  • ☑ 「だから」を使う場所は本当に原因→結果の関係になっているか確認した
  • ☑ 作文では「だから」→「そのため」「したがって」に言い換えた
  • ☑ 「でも」→「しかし」「ところが」に言い換えた
  • ☑ 「だって」→「なぜなら」に言い換えた
  • ☑ 「なぜなら」は「なぜなら〜からだ。」の形で使っている
  • ☑ 同じ接続詞を連続して使わず、種類を変えながら使っている
  • ☑ 接続詞がなくても自然につながる文では省略している
  • ☑ 「しかし」「そのため」などを段落のに置いて流れを示した

接続詞の種類と使い方を知っておくだけで、 作文全体の読みやすさがぐっとアップします。 まずは「だから→そのため」「でも→しかし」「だって→なぜなら」の 3つの言い換えから試してみましょう。

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この記事を書いた人

小学校の国語・作文指導を10年以上経験した元教員。 接続詞・段落構成・語彙の指導を通して、 「書けない」を「書ける」に変える授業を多数実践してきた。 Studysppでは、宿題や自由研究・テスト対策にすぐ使える 国語の実践記事を執筆している。

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