文節どうしの関係|主語・述語、修飾、並立、補助を中学生向けに解説

文節の関係 国語
文節の関係

文節どうしの関係は、中学国語の文法でよく出る単元です。文節を分けるだけでなく、「どの文節が、どの文節に関係しているのか」を考えることで、主語・述語、修飾語、並立、補助の見分け方が整理しやすくなります。

この記事では、中学生向けに文節どうしの関係を表と例文で解説します。文節分けがまだ不安な人は、先に関連記事の文節分けの練習問題で「読んで / いる」「書いて / いる」のような区切り方を確認しておくと分かりやすくなります。

30秒でわかる文節どうしの関係

  • 文節どうしの関係は、文の中で文節がどのようにつながっているかを見る考え方。
  • 中学国語では、主語・述語、修飾・被修飾、並立、補助をまず押さえる。
  • 関係を見る前に、文節分けを正しくすることが大切。
  • 迷ったら「どの文節が、どの文節を説明しているか」を確認する。

文節どうしの関係とは

文節どうしの関係とは、文の中にある文節が、ほかの文節とどのようにつながっているかを表すものです。文節は一つずつばらばらにあるのではなく、主語と述語になったり、別の文節を説明したりしながら文を作っています。

たとえば「白い犬が公園で走っている。」という文は、「白い / 犬が / 公園で / 走って / いる」と分けられます。この中で「白い」は「犬が」を説明し、「犬が」は「走って / いる」の主語になります。

関係意味見分け方
主語・述語の関係何がどうする、何がどんなだ、という関係犬が / 走る「何が」「どうする」で考える
修飾・被修飾の関係前の文節が後ろの文節を詳しく説明する関係白い / 犬が「どんな」「どこで」「どのように」で考える
並立の関係二つ以上の文節が対等に並ぶ関係明るく / 元気な入れ替えても大きく意味が変わらないか見る
補助の関係後ろの文節が前の文節を助けて意味を添える関係読んで / いる「て・で」の後に補助の言葉が続くか見る

文節どうしの関係を見分ける手順

文節どうしの関係は、いきなり名前を当てようとすると迷いやすくなります。次の順番で見ると、落ち着いて判断できます。

解き方の手順

  1. まず文を正しく文節に分ける。
  2. 述語になる文節を探す。
  3. 述語に対して「何が」を考え、主語を探す。
  4. ほかの文節がどの文節を説明しているかを見る。
  5. 対等に並ぶ文節や、補助の言葉がないか確認する。

文節そのものの単位があいまいな場合は、言葉の単位とは?文章・段落・文・文節・単語の違いも確認しておくと、文節と単語の違いを整理できます。

主語・述語の関係

主語・述語の関係は、「何がどうする」「何がどんなだ」「何が何だ」というつながりです。文の中心になる関係なので、最初に確認しましょう。

主語述語考え方
鳥が鳴く。鳥が鳴く何が鳴くのかを考える。
空が青い。空が青い何が青いのかを考える。
私の夢は医師だ。夢は医師だ何が医師なのかを考える。

主語と述語をさらに確認したい場合は、関連記事の文節の働き①で、文節の働きと合わせて復習できます。

修飾・被修飾の関係

修飾・被修飾の関係は、ある文節が別の文節を詳しく説明する関係です。説明する側を修飾語、説明される側を被修飾語と考えると分かりやすくなります。

例文
姉は 静かに 本を 読んで / いる。

「静かに」は「読んで」を説明しています。「どのように読んでいるのか」と考えると、関係が見つけやすくなります。

修飾する文節説明される文節問い方
赤い花がどんな花か
公園で遊ぶどこで遊ぶか
ゆっくり歩くどのように歩くか
昨日読んだいつ読んだか

並立の関係

並立の関係は、二つ以上の文節が対等に並ぶ関係です。「AとB」「AでB」「AくB」のように、似た働きをする文節が並んでいるときに見つけやすくなります。

注意点

並立の関係は、ただ近くに並んでいるだけではありません。二つの文節が対等な働きをしているか、入れ替えても大きく意味が変わらないかを確認しましょう。

並立の関係理由
父と母が来た。父と / 母が二つの名詞が対等に並んでいる。
明るく元気な声だ。明るく / 元気などちらも「声」を説明している。
安くておいしい店を見つけた。安くて / おいしいどちらも「店」を説明している。

補助の関係

補助の関係は、後ろの文節が前の文節を助けて、意味を添える関係です。文節分けでは「読んで / いる」「書いて / みる」「歩いて / いく」のように分けます。

ここで大切なのは、「て・で」の後に続く言葉を一つにまとめすぎないことです。「読んでいる」を一文節にするのではなく、文節では「読んで / いる」と分け、その二つが補助の関係になっていると考えます。

補助の関係後ろの文節が添える意味
本を読んでいる。読んで / いる動作が続いていること
答えを書いてみる。書いて / みる試しに行うこと
友達が助けてくれた。助けて / くれた相手からの行為であること
駅まで歩いていった。歩いて / いった動作の方向や移動

NG例の見直しポイント

「読んでいる」を一つの文節として扱うと、補助の関係が見えなくなります。文節では「読んで / いる」と分けてから、二つの文節のつながりを考えましょう。

連文節とは

連文節とは、二つ以上の文節がまとまって、一つの文節と同じような働きをするものです。文の中で、複数の文節が一まとまりになって別の文節に関係しているときに使います。

連文節関係する文節
大きな白い犬が走った。大きな / 白い / 犬が走った
昨日の夕方に雨が降った。昨日の / 夕方に降った
図書館で借りた本を読む。図書館で / 借りた / 本を読む

連文節は、文節一つずつの関係を見たあとに考えると理解しやすくなります。先に文節の働きを整理し、どのまとまりが一緒に働いているかを確認しましょう。

練習問題

次の文で、指定された文節どうしの関係を答えましょう。

番号問題答えとポイント
1「鳥が空を飛ぶ。」の「鳥が」と「飛ぶ」の関係
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答え:主語・述語の関係
何が飛ぶのかを考える。

2「青い空が広がる。」の「青い」と「空が」の関係
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答え:修飾・被修飾の関係
どんな空かを説明している。

3「明るく元気な声」の「明るく」と「元気な」の関係
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答え:並立の関係
どちらも「声」を説明している。

4「本を読んでいる。」の「読んで」と「いる」の関係
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答え:補助の関係
「いる」が「読んで」を助けている。

5「大きな白い犬が走った。」の「大きな / 白い / 犬が」
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答え:連文節
複数の文節がまとまって主語の働きをしている。

品詞まで細かく確認したい場合は、品詞の種類一覧もあわせて見ると、文節と単語の違いをつかみやすくなります。

文節どうしの関係のQ&A

Q1. 文節どうしの関係は何種類ありますか?

中学国語では、主語・述語、修飾・被修飾、並立、補助を中心に押さえます。さらに、複数の文節がまとまって働く連文節もあわせて学ぶことがあります。

Q2. まず何から考えればよいですか?

最初に文節分けを正しく行います。そのあと、述語を探し、主語、修飾語、並立、補助の順に確認すると整理しやすくなります。

Q3. 「読んでいる」はどう考えますか?

文節では「読んで / いる」と分けます。そして、「いる」が「読んで」を助けて意味を添えているので、補助の関係になります。

Q4. 並立の関係はどう見分けますか?

二つ以上の文節が対等に並んでいるかを見ます。「父と / 母が」「明るく / 元気な」のように、似た働きをする文節が並ぶ場合は並立の関係です。

Q5. 連文節は必ず覚える必要がありますか?

学校や問題集によって扱い方は少し違いますが、複数の文節がまとまって一つの働きをする考え方として知っておくと、文の構造を読み取りやすくなります。

まとめ

文節どうしの関係では、文節が文の中でどのようにつながっているかを見ます。主語・述語、修飾・被修飾、並立、補助の関係を押さえると、文法問題だけでなく読解や記述でも文の構造をつかみやすくなります。

迷ったときは、文節分けを確認し、述語を中心にして「何が」「どんな」「どこで」「どのように」と問いながら関係を見ていきましょう。補助の関係では、「読んで / いる」「書いて / みる」のように文節を分けて考えることが大切です。

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