小学生の漢字部首一覧|意味・見つけ方・覚え方

小学生の漢字部首一覧。部首の位置と名前、よく見る部首、漢字例、漢字辞典での調べ方をまとめた図解 国語

部首とは、漢字を分類したり、漢字辞典で調べたりするときの中心となる部分です。さんずい、にんべん、きへんのように、同じ形がいくつもの漢字に現れます。

覚える順番は、漢字の形を見る → 部首の位置を考える → 部首名を確認する → 漢字の意味や用例を見るです。形が似ていても、見つけた部分が必ず部首とは限りません。

図1 漢字の部首と部品の違い図1 漢字の部首と部品の違い。小学生向けの日本語説明図です。部首と部品は同じとは限らないさんずい+毎辞書で分類する部首はさんずい(氵)部品漢字を作る部分意味や音の手がかりになるが部首とは限らない漢字の一部分を見つけても、辞書の部首名は必ず確認します。
図1 漢字の部首と部品の違い

部首は、漢字の意味を考える手がかりになることがあります。ただし、部首だけで意味を決めるのではなく、辞典の説明と熟語の用例を合わせて確認します。

まず覚えたい部首一覧

小学生の学習でよく出会う部首を、名前・位置・漢字例と一緒に見ます。部首名を読むだけでなく、漢字のどの部分にあるかを指で確認してください。

部首名位置漢字の例見るときの手がかり
さんずいへん(左)海・池・湖水に関係する漢字が多い
にんべんへん(左)休・住・使人の動作や状態を表すことがある
きへんへん(左)林・校・橋木や木製品に関係することがある
ごんべんへん(左)話・語・読言葉や話に関係することがある
くさかんむりかんむり(上)花・草・茶植物に関係することがある
うかんむりかんむり(上)家・室・安建物や場所に関係することがある
図2 部首の位置を表す呼び方図2 部首の位置を表す呼び方。小学生向けの日本語説明図です。部首の位置で名前を思い出すへん左側にんべん・さんずいつくり右側おおざと・りづくりかんむり上側うかんむり・くさかんむりあし下側れっか・こころたれ上から左へまだれ・やまいだれにょう左下を囲むしんにょう・えんにょう
図2 部首の位置を表す呼び方

「へん」「つくり」「かんむり」などは、部首の位置を表す言葉です。名前を覚えておくと、漢字辞典の説明を読むときや、漢字の形を説明するときに役立ちます。

左側にある部首:さんずい・にんべん・きへんなど

漢字の左側に置かれる部首は、へんと呼ばれます。さんずいは三つの点、にんべんは人の形、きへんは木の形というように、元の形が変化して現れます。

部首名形・位置漢字の例意味の手がかり
てへん扌・へん持・打・投手を使う動作が多い
りっしんべん忄・へん情・性・忙心の動きや状態が多い
ころもへん衤・へん初・服・補衣服や身につけるものに関係することがある
しんにょう辶・にょう近・道・進移動や道に関係することがある
れっか灬・あし点・熱・無火や熱に関係することがある
こざとへん阝・へん階・院・陸場所や高低に関係することがある

「てへん」がある漢字は手を使う動作に関係することがありますが、すべての意味を部首だけで説明できるわけではありません。「持」「打」「投」のように、熟語や例文で使い方も確認します。

よく見る部首を漢字例で覚える

部首は、単独の名前より、複数の漢字と一緒に覚えると見つけやすくなります。左側・右側・内側などの位置を確認し、同じ部首を持つ漢字を並べます。

部首名形・位置漢字の例覚えるときの一言
いとへん糸・へん紙・細・線糸やつながりを思い出す
つちへん土・へん地・坂・場土地や場所を思い出す
ひへん日・へん明・晴・時日や時間と関係することがある
みみへん耳・へん聞・取耳で受け取る動作を見る
おおざと阝・つくり都・部・郡地域や集まりに関係することがある
もんがまえ門・かまえ聞・間・開門の形が外側を囲む

低学年向けの見つけ方

「休」を見て、左に人の形、右に木の形があることを確かめます。漢字を小さな部分に分けて見ると、形を覚えやすくなります。

中学年向けの見つけ方

「海」「池」「湖」を並べると、左側にさんずいがあります。水に関係する漢字が多いと分かりますが、意味はそれぞれの熟語や文で確かめます。

高学年向けの見つけ方

「聞」のように、外側と中の両方に意味のありそうな部分がある漢字もあります。見た目で部首を決めるのではなく、部首索引で分類を調べます。部首は、漢字の意味を推測する道具であると同時に、辞典で検索する道具でもあります。

同じ形があっても、字体や書体によって見え方が変わることがあります。教科書や使っている辞典の形を基準にし、画面上の字体だけで判断しないようにします。

部首の位置を表す言葉

部首の位置には、へん・つくり・かんむり・あし・たれ・にょう・かまえなどの名前があります。位置を言えると、漢字を部分に分けて観察しやすくなります。

位置の名前部首の場所見つける質問
へん漢字の左側さんずい・にんべん左側に共通する形はある?
つくり漢字の右側おおざと・りづくり右側に共通する形はある?
かんむり漢字の上側うかんむり・くさかんむり上からおおう形はある?
あし漢字の下側れっか・こころ下に共通する形はある?
たれ上から左へかかるまだれ・やまいだれ左上からたれている?
にょう左下を囲むように置くしんにょう左下から包む形?
かまえ外側から囲むもんがまえ・くにがまえ外側が囲んでいる?

例えば、左側にある「言」はごんべん、上にある「艹」はくさかんむりと呼ばれます。部首名の前半だけでなく、位置を表す部分まで言うと、形の記憶がはっきりします。

部首から意味を考えるときの注意

部首には、漢字の意味を推測する手がかりになるものがあります。海・池・湖のさんずい、花・草・茶のくさかんむりなどは、共通するイメージを持ちやすい例です。

漢字部首の予想辞典で確認すること注意点
さんずい部首名と部首画数右側の「毎」は部品として見る
ごんべん部首の位置と読み「吾」全体を部首と決めない
ひへん日が部首か見出しで確認右側の青との組み合わせを見る
もんがまえ?みみ?辞典の分類を確認外側と中のどちらを採るか迷いやすい
しんにょう部首の形の変化を見る書体で形が変わることがある
きへん左側の木を確認右側の交は部品として見る

しかし、部首は答えを自動的に出す仕組みではありません。音を表す部分や、漢字ができた歴史、辞典の分類も関係します。「この部首だから必ずこの意味」と断定せず、「調べるきっかけ」として使うのが安全です。

漢字辞典で部首を調べる手順

部首を正確に知りたいときは、漢字辞典の部首索引や漢字の見出しを使います。部首の形を予想したら、部首名・画数・漢字の見出し・用例を順番に確認します。

調べたいことまず見る方法次に確認する項目役立つ場面
部首名形と位置から探す部首索引・見出し漢字の分類を知りたいとき
画数部首と残りの画数総画数・部首画数同じ読みの漢字を分けたいとき
意味漢字の見出し意味・熟語・用例作文で使い方を確認したいとき
書き順漢字の見出しや資料筆順の図正しい形で書きたいとき
図3 漢字辞典で部首を調べる手順図3 漢字辞典で部首を調べる手順。小学生向けの日本語説明図です。漢字辞典で部首を調べる4ステップ1 漢字を見る左・上・外側?2 部分を探す共通する形?3 部首を確認名前と画数を見る4 用例を読む意味の手がかりにする見つけた形をそのまま部首と決めず、辞典の見出しで確かめます。部首は、漢字を検索・分類する手がかりとして使います。
図3 漢字辞典で部首を調べる手順

調べた内容は、部首名だけでなく、漢字の意味や熟語まで短く記録します。部首と意味をつなげて覚えると、国語辞典や漢字辞典を自分で使う習慣にもつながります。

間違えやすい見つけ方と直し方

部首学習では、目立つ形を見つけた瞬間に「これが部首」と決めてしまう間違いが起こりやすいです。部首と部品、意味の手がかりと辞典の分類を分けて考えます。

間違えやすい考え方起きること直し方
目立つ部分をすぐ部首にする部品と部首を混同する辞典の見出しで確認する
部首の意味だけで漢字の意味を決める例外や別の成り立ちを見落とす「手がかり」として使う
形の名前だけを暗記する実際の漢字で見つけられない位置と漢字例をセットにする
書体の違いを間違いだと思うさんずいなどの形に迷う教科書・辞典の字体を基準にする
図4 漢字の部首を学んだ後のチェック項目図4 漢字の部首を学んだ後のチェック項目。小学生向けの日本語説明図です。部首を覚えた後のチェック1どの部分にある?2名前何へん・何かんむり?3漢字部首以外の部分も見える?4辞典見出しで確認した?5意味用例とつながった?部首名だけで終わらせず、漢字の意味や用例も一緒に確認します。
図4 漢字の部首を学んだ後のチェック項目

特に、外側と内側の両方に意味がありそうな漢字では、見た印象だけで答えを決めません。迷った漢字を記録し、使っている辞典の分類を確認することが、正確な学習になります。

家庭学習での覚え方

部首は、一日で全種類を覚えるより、学校で習った漢字から少しずつ見つける方法が続けやすいです。まずは一日三字程度を選び、部首の位置と名前を声に出します。

段階家庭でやること目安
見つける教科書から共通する部分を探す1日3字
名前を言うへん・つくりなど位置と部首名を確認1字1分
調べる漢字辞典の見出しを開く1字3分
使う部首の手がかりと熟語を記録する1字1熟語
戻る翌日に漢字を見て部首を思い出す1〜2分
学年の目安取り組み方確認すること
低学年左・上など位置から見る木・休・花どこに形があるか言える
中学年部首名と漢字例を組にするさんずい・海・池部首を見つけて読める
高学年部首と部品を区別して辞典で調べる聞・道・語分類を用例まで確認できる

低学年は位置と形、中学年は部首名と漢字例、高学年は部首と部品の違い、辞典の分類まで進めます。学年が上がっても、難しい説明を最初から暗記する必要はありません。自分の漢字ノートで、調べた一字を説明できれば十分な出発点です。

保護者が確認するときは、「この部分は何?」「左と上のどちらにある?」「辞典では何と書いてある?」と順番に尋ねます。答えを先に教えず、形を見る・予想する・調べるの流れを残すと、初めて見る漢字にも対応しやすくなります。

調べた漢字を翌日の作文や読書で見つけたら、カードに戻って用例を一つ書き足します。部首は、一覧表の中だけで覚えるより、実際の言葉の中で再会したときに定着しやすくなります。見つけた日付を残すのも、復習のきっかけになります。

練習問題:部首を見つけて調べる

次の練習では、部首名の暗記だけでなく、位置・部品・辞典の確認まで行います。紙に書くときは、予想と辞典で確認した答えを分けて記録してください。

練習1:「海」の部首を見つける

「海」を左と右の部分に分けます。左の「氵」は水に関係する漢字でよく見られるさんずいです。右側の「毎」も漢字の一部分ですが、部首とは別に扱います。

練習2:位置の名前を答える

「にんべん」「さんずい」「くさかんむり」が、漢字のどの位置にあるかを答えます。左ならへん、上ならかんむりというように、位置の言葉と一緒に覚えます。

練習3:部首の手がかりから漢字を探す

さんずいを持つ漢字を三つ、きへんを持つ漢字を三つ書きます。意味がすべて同じになるとは限らないので、漢字辞典の用例も確認します。

練習4:部首と部品を分ける

「校」「語」「海」を見て、部首だと思う部分と、それ以外の部分を分けます。最終的な分類は辞典で確認し、形からの予想と答えを比べます。

練習5:辞書で一字を調べる

教科書で間違えた漢字を一つ選び、部首名・部首の位置・画数・熟語を記録します。調べた内容を一文で説明できるようにします。

練習6:部首しらべカードを作る

漢字、部首名、位置、部首以外の部分、意味の手がかり、熟語を書きます。翌日は部首名を隠し、漢字を見て思い出してください。

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無料:部首しらべカード

漢字・部首の名前・位置・部首以外の部分・意味の手がかりを一枚に記録します。辞典で見つけた画数や用例も書き足せます。

漢字部首名・位置部首以外の部分意味の手がかり
さんずい・へん水に関係する漢字
ごんべん・へん言葉や話に関係する漢字
にんべん・へん人と木の組み合わせ
みみ・かまえの中耳で受け取る動作

※形から予想した部首は、最後に漢字辞典の見出しで確認します。

よくある質問

Q1:部首とは何ですか?

漢字を分類したり、漢字辞典で調べたりするときの中心となる部分です。漢字の一部分がすべて部首になるわけではなく、辞典の分類を確認します。

Q2:部首を覚えると漢字の意味が分かりますか?

意味を考える手がかりになることはありますが、部首だけで意味を決められるわけではありません。漢字の見出しや熟語、用例も一緒に見ます。

Q3:さんずいの漢字は全部水に関係しますか?

水に関係する漢字が多い一方、部首の手がかりだけで意味を断定することはできません。実際の意味は辞典の用例で確認します。

Q4:部首と部品はどう違いますか?

部品は漢字を作っている一部分を広く指す言葉として使えます。部首は、その漢字を辞典で分類するときに採用される部分です。部品がすべて部首になるわけではありません。

Q5:聞の部首は門ですか、耳ですか?

漢字辞典の分類方法や見出しを確認します。外側の形と中の形の両方が目立つ漢字では、見た印象だけで決めず、使っている辞典の部首索引を優先します。

Q6:部首の覚え方で大切なことは?

部首名だけを暗記せず、位置・形・漢字例・意味の手がかりをセットにします。最後に漢字辞典で確かめる習慣を作ると、形の思い込みを減らせます。

まとめ

部首は、漢字を分類・検索する中心部分であり、意味を考える手がかりにもなります。

  • 漢字の形を見て、部首の位置を予想する。
  • へん・つくり・かんむりなど、位置の名前と一緒に覚える。
  • 部首と部品を混同せず、辞典の見出しで確認する。
  • 部首だけで意味を断定せず、熟語や用例も見る。
  • 調べた漢字をカードに残し、翌日にもう一度思い出す。
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