🗓 最終更新日:2026年5月28日 | ⏱ 読了目安:約8分 | 🎯 対象:小学3〜6年生・保護者 | ✍️ 著者:takeuchi
📌 30秒でわかる結論
- 同じ語尾が3回以上連続すると文章が単調になる——2回までならOK
- 最も簡単な直し方は「2文をつなげて1文にする」(語尾が自動で減る)
- 語尾のバリエーションは主に5種類:「でした」「ました」「です」「体言止め」「〜て/〜ながら(中止法)」
- 体言止め(名詞で文を終わらせる)は1〜2か所使うと文章に変化が出る
- 無理に語尾だけ変えようとすると不自然に——文の構造から見直すのが近道

作文を書いたら先生から「語尾が同じ言葉ばかり続いています」って言われた……。どこを直せばいいのかわからないよ。

「でした。でした。でした。」と続くパターンですね。語尾を5種類使い分けるだけで一気に解決できます!難しくないので、一緒に直してみましょう。

この記事では、語尾が繰り返される原因から5つの直し方まで、すべて例文つきで解説します。Before / After の全体比較も載せているので、作文を書き終わったらチェックリストとして使ってください!
語尾が繰り返されるとなぜ読みにくいの?
文章の語尾(句点「。」の直前の言葉)が毎回同じだと、文のリズムが一定になりすぎて読んでいて単調に感じられます。声に出して読むとよくわかります。
❌ 語尾がすべて「ました・です」で単調
「朝、公園に行きました。友達に会いました。いっしょにドッジボールをしました。とても楽しかったです。たくさん走りました。」
→ 5文のうち「ました」が4回。声に出すと同じ音が続いてリズムが平坦。
✅ 語尾にバリエーション(読みやすい)
「朝、公園に行くと友達に会いました。いっしょにドッジボールをして、たくさん走りました。最高の休日。とても楽しかったです。」
→「ました・ました・体言止め・です」と語尾が変化。リズムが生まれて読みやすい。
📌 語尾の繰り返しがNGな理由3つ
- 文のリズムが一定になり読んでいて飽きる
- 文章の強調したい部分が埋もれて印象に残らない
- 先生・採点者から「表現が単調」と評価されやすい
何回続くとNG?目安を知ろう
「何回まで同じ語尾が続いてよいか」の目安を表にまとめました。
| 連続回数 | 評価 | 対応 |
|---|---|---|
| 1〜2回 | ✅ 問題なし | そのままでOK |
| 3回 | ⚠️ 要注意 | 1か所だけでも語尾を変えると改善 |
| 4回以上 | ❌ 直したい | この記事の5つの方法で直す |
💡 チェックの仕方
書き終わった作文の各文の語尾(「。」の直前の2〜4文字)を鉛筆で囲んでみましょう。同じ語尾が3つ以上連続している部分があれば、そこが直す場所です。
語尾を変える5つの方法
使いやすい順に並べました。まずは方法①と②だけ試してみましょう。
方法①「でした」↔「ました」に言い換える(最も簡単)
「でした」と「ました」はどちらも過去の丁寧な表現ですが、語感が少し異なります。交互に使うだけでリズムが変わります。
| 元の語尾 | 言い換え候補 | 使い方の例 |
|---|---|---|
| 〜でした | 〜ました | 楽しかったです→次の文で〜ましたを使う |
| 〜ました | 〜ません(でした) | できるようになりました→最初はできませんでした |
| 〜です | 〜ます | 好きです→毎日練習します |
| 〜ました(連続) | 〜かったです | 走りました→疲れました。楽しかったです |
💡 注意:「ですます体」で統一しているなら「だ・である体」には混ぜない
「でした・ました・です」の使い分けはOKですが、「走った。楽しかったです。」のように「だ体」と「ですます体」を混ぜるのはNG。文体の統一は最優先ルールです。
方法② 2文をつなげて1文にする(中止法)
「〜ました。〜ました。」という2文を「〜して、〜ました。」とつなげることで、語尾が1つ減ります。これを「中止法(ちゅうしほう)」といいます。
❌ Before(語尾が3回続く)
「校庭に出ました。なわとびをしました。たくさん跳べました。」
✅ After(2文をつなげた)
「校庭に出て、なわとびをしました。たくさん跳べて、うれしかったです。」
→「〜て、〜ました」でつなぐと3文→2文に減り、語尾も自然に変化する。
| つなぎ方 | 使う場面 | 例 |
|---|---|---|
| 〜して、〜 | 動作が順番に続くとき | 走って、ゴールした。 |
| 〜ながら、〜 | 2つの動作が同時のとき | 話しながら歩いた。 |
| 〜と、〜 | 〜したら△△になったとき | 教室に入ると、先生がいた。 |
| 〜ので、〜 | 理由→結果のとき | 雨だったので、傘をさした。 |
方法③ 体言止めを使う(印象的な場面に1〜2か所)
体言止めとは、文末を名詞(体言)で終わらせる書き方です。「〜だった。」を「〜な瞬間。」のように名詞で締めると、文章にメリハリが生まれます。
| 元の文(語尾あり) | 体言止めにした文 |
|---|---|
| 青い空が広がっていた。 | 青い空。 |
| ゴールした瞬間だった。 | ゴールの瞬間。 |
| あの日のことは忘れられない思い出だ。 | 忘れられない思い出。 |
| 本当に悔しい気持ちだった。 | 悔しくてたまらない気持ち。 |
📌 体言止めを使うときのルール
- 使うのは1つの作文で2〜3か所まで。多すぎると文章が不安定になる
- クライマックス(感動した場面・印象的な瞬間)に使うと効果的
- 日常的な説明文の部分には使わない(唐突になる)
方法④ 理由・気持ちを加えて文を広げる
「〜ました。」だけの短い文に理由や気持ちを加えると、文末が自然に変化します。内容も豊かになります。
❌ Before(短い文が連続)
「一位になりました。うれしかったです。家に帰りました。」
✅ After(理由・気持ちを加えた)
「一位になりました。毎日練習した成果が出たのだと、うれしさがこみあげてきました。急いで家に帰って、お母さんに報告したかったのです。」
→ 語尾は「ました・ました・たかったのです」と変化し、内容も豊かになった。
方法⑤ 文の順番を入れ替える(応用)
文の順番を変えるだけで、同じ語尾が離れることがあります。「事実→気持ち→行動」や「結果→理由→背景」のように順番を工夫してみましょう。
❌ Before
「転んでしまいました。膝が痛かったです。立ち上がりました。走り続けました。」
✅ After(順番を入れ替え+中止法+体言止めを組み合わせ)
「転んで膝が痛かったけれど、立ち上がって走り続けました。あきらめたくなかったです。最後まで走れたことが、一番の誇り。」

5つの方法を全部使う必要はありません。まず方法②「2文をつなげる」を試してみて、それでも語尾が続くようなら方法③「体言止め」を1か所入れるだけで大きく変わりますよ。
Before / After 作文比較(全体例)
実際の作文全体で5つの方法を組み合わせるとどう変わるか見てみましょう。テーマは「遠足の作文」です。
❌ Before(語尾の繰り返しが多い版)
先週、山に遠足に行きました。バスで一時間かかりました。山の入り口に着きました。急な坂道を登りました。とても疲れました。頂上からの景色はきれいでした。お弁当を食べました。楽しかったです。また行きたいと思いました。
赤い部分:「ました」が7回・「です」が1回。リズムが単調で内容も薄い。
✅ After(5つの方法を組み合わせた版)
先週、バスで一時間かけて山に遠足に行きました。②2文をつなげた
山の入り口から急な坂道を登り続けると、息が切れて足が重くなりました。②つなげ+④気持ち追加
それでも諦めずに登りきった先に広がっていたのは、雲の上まで見渡せる絶景でした。①語尾変化+④内容を豊かに
思わず声が出てしまうほどきれいだった。①語尾変化
頂上でお弁当を食べながら、クラスのみんなで笑い合いました。②〜ながらでつなげた
最高の一日。③体言止め
またみんなで登りたいです。
語尾:「ました・ました・でした・かった・ました・体言止め・です」と7種に変化。内容も豊かになった。
※ 体言止めや文末表現の工夫は、文部科学省の 小学校学習指導要領(国語)「書くこと」の指導事項(表現の工夫)に対応しています。
語尾バリエーション一覧表
作文を書くときの語尾の引き出しとして使ってください。「ですます体」を使っている場合の一覧です。
| 語尾の種類 | 具体例 | 使う場面 | 使いすぎ注意? |
|---|---|---|---|
| 〜ました | 食べました・走りました | 動作・過去 | ⚠️ 3回以上NG |
| 〜でした | きれいでした・楽しかったです | 状態・様子 | ⚠️ 3回以上NG |
| 〜です | 好きです・大切です | 現在の状態・まとめ | △ 多用に注意 |
| 〜ません(でした) | できませんでした | 否定・失敗 | ✅ 変化に有効 |
| 〜と思います | 大切だと思います | 意見・感想のまとめ | ⚠️ 結末1か所まで |
| 体言止め(名詞止め) | 青い空。最高の一日。 | 印象的な場面 | ✅ 2〜3か所まで |
| 〜て、〜(中止法) | 走って、ゴールした。 | 動作の流れ | ✅ 積極的に使おう |

全部を一度に覚えなくてよいじゃよ。「ました・でした・体言止め」の3つを使い分けるだけで、作文のリズムがぐっとよくなるんじゃ。書き終わったら語尾を囲んで、同じものが3つ続いていないか確認するだけでいいよ。
よくある質問(FAQ)
まとめ・チェックリスト
作文を書き終わったら、このチェックリストで語尾の繰り返しをすべて直しましょう。
☑ 語尾チェックリスト(作文提出前に!)
- ☑ 各文の語尾(句点の直前)を鉛筆で囲み、同じ語尾が3回以上連続している箇所を見つけた
- ☑ まず「2文をつなげる(方法②)」を試した
- ☑ 印象的な場面に体言止め(方法③)を1〜2か所入れた
- ☑ 体言止めは全体で3か所以下に抑えた
- ☑「ですます体」と「だ・である体」が混ざっていない(文体の統一を確認)
- ☑ 直した文を声に出して読んで、不自然でないか確認した
- ☑ 語尾の種類が「ました・でした・です・体言止め」など最低3種類以上使えている
- ☑「〜と思います」は結末の1か所にとどめた
| 方法 | やること | 難しさ |
|---|---|---|
| ①語尾を言い換える | 「でした」↔「ました」「です」 | ★☆☆ 簡単 |
| ②2文をつなげる | 「〜して、〜ました」にする | ★☆☆ 簡単 |
| ③体言止め | 名詞で文を終わらせる(1〜2か所) | ★★☆ 普通 |
| ④理由・気持ちを加える | 文を広げて語尾を変化させる | ★★☆ 普通 |
| ⑤文の順番を入れ替える | 描写の順を「結果→理由」等に変える | ★★★ 応用 |
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