小学生の同音異義語一覧|意味の違い・例文・見分け方

小学生の同音異義語一覧。意味の違い、まぎらわしい漢字、前後の言葉からの見分け方をまとめた図解 国語

同音異義語は、読み方が同じでも漢字や意味が違う言葉です。音だけを聞くと同じに思えても、文の前後を読むと、どの漢字が合うかを選べます。

覚える順番は、読みを確認する → 文の意味を考える → 候補を比べる → 漢字を入れて読み返すです。

図1 同音異義語を選ぶ4ステップ図1 同音異義語を選ぶ4ステップ。小学生向けの日本語説明図です。同音異義語を選ぶ4ステップ1 音を聞く「あう」と聞こえた2 文を読む誰と・何が?3 意味を選ぶ会う?合う?4 漢字を決める文に入れて読む読み方だけで決めず、文の中でどんな意味かを確かめます。
図1 同音異義語を選ぶ4ステップ

一覧を眺めるだけでなく、短い例文を自分で作ると、言葉の使い分けが残りやすくなります。

まずは「あう」「あける」から比べる

同音異義語は、候補の意味を一度に全部覚えようとせず、一つの読みを二〜三語ずつ比べます。

読み漢字意味の違い短い例文
あう会う人と出会う駅で友達に会う。
あう合うぴったりする・一致する大きさが合う。
あう遭う困ったことに出会う雨に遭う。
あける開ける閉じているものを開く窓を開ける。
あける空ける中身をなくす・場所を作る箱を空ける。
あける明ける夜が終わる・期間が終わる夜が明ける。
図2 同じ音から意味を分ける考え方図2 同じ音から意味を分ける考え方。小学生向けの日本語説明図です。同じ音から意味を分けるあう同じ音会う人と出会う合うぴったりする遭う困ったことに出会う文を読む意味から漢字を選ぶ
図2 同じ音から意味を分ける考え方

「会う・合う・遭う」は、前後の言葉を質問に変えると見分けやすくなります。人と出会うのか、ぴったりするのか、困ったことに出会うのかを確認します。

聞く・聴く・効く、直す・治す

同じ読みの候補が増えるときは、意味の中心を短い言葉にします。長い説明を丸暗記するより、「耳で受ける」「耳をすます」「効果が出る」のように分ける方が使いやすくなります。

読み漢字使う場面例文
きく聞く音や話を耳で受ける・質問する先生の話を聞く。
きく聴く注意して耳をすます音楽を静かに聴く。
きく効く効果が現れる薬が効く。
なおす直す壊れたものや間違いを元に戻す文章を直す。
なおす治す病気やけがをよくするけがを治す。
図3 同音異義語で迷ったときの質問図3 同音異義語で迷ったときの質問。小学生向けの日本語説明図です。迷ったときに自分へ聞く質問人・もの・場所?会う・合う・遭う開く・空にする・朝?開ける・空ける・明ける聞こえる・耳をすます?聞く・聴く直す・病気を治す?直す・治す質問に答えると、音の記憶が意味の記憶へ変わります。
図3 同音異義語で迷ったときの質問

「直す」と「治す」も、元の状態へ戻すものが文章や物なのか、病気やけがなのかを考えます。文の中の対象に注目すると、漢字の選択が安定します。

はかる・うつすの使い分け

「はかる」は、何を調べるのかで漢字が変わります。「うつす」も、見たものを書き取るのか、姿を表すのか、場所を変えるのかを見ます。

読み漢字意味の目安例文
はかる測る長さ・高さなどを調べる定規で長さを測る。
はかる量る重さ・量を調べる米の重さを量る。
はかる計る時間・数・計画を考える時間を計る。
うつす写す見たものを書き取るノートに写す。
うつす映す光や姿を別の面に表す水面に姿を映す。
うつす移す場所を変える荷物を別の部屋へ移す。

表の例文をそのまま覚えるだけでなく、「長さ」「重さ」「時間」のように、漢字を選ぶ手がかりになる言葉を一緒に覚えます。

暑い・熱い・厚い、暖かい・温かい

同じ「あつい」「あたたかい」でも、使う対象が違います。天気や空気、飲み物、本の厚さなど、何を説明しているかを先に読みます。

読み漢字使うもの・場面例文
あつい暑い気温・天気今日は暑い。
あつい熱い温度が高いもの・気持ち熱いお茶を飲む。
あつい厚いものの幅・重なり厚い本を読む。
あたたかい暖かい空気・気候暖かい部屋に入る。
あたたかい温かい飲食物・気持ち温かいスープを飲む。

「暑い」は気温や天気、「熱い」は温度の高いものや気持ち、「厚い」はものの幅や重なりを表します。「暖かい」と「温かい」も、空気・気候なのか、飲み物・気持ちなのかを比べます。

日常でよく見る同音異義語

漢字テストだけでなく、作文や説明文でも、意味に合う漢字を選ぶ場面があります。よく使う言葉は、短い例文と一緒に確認します。

読み漢字意味の違い例文
かえる帰る元の場所へ戻る家へ帰る。
かえる変える別のもの・状態にする予定を変える。
かえる替える同じ役割のものを取り替える電池を替える。
いがい意外予想と違うこと結果が意外だった。
いがい以外それを除いたもの月曜日以外は空いている。
かんしん関心興味を持つこと環境問題に関心がある。
かんしん感心立派だと思うこと工夫に感心した。

低学年向けの例

公園で友達に会いました。大きさの合うボールを選びました。帰る時間になったので、家へ帰りました。

中学年向けの例

音楽の時間に、静かな曲を聴きました。先生の話を聞きながら歌うと、前よりリズムが合いました。家でも同じ曲を聴いて、歌い方を練習したいです。

高学年向けの例

作文を書き直すとき、「直す」と「治す」の使い分けを調べました。文章の間違いは直し、病気やけがは治すと分かりました。読み方だけで覚えるのではなく、何を元に戻すのかを考えると、漢字を選びやすくなります。

前後の言葉から選ぶ質問

漢字に迷ったら、読みの候補を見比べる前に、文へ質問をします。答えが決まると、使う漢字も絞りやすくなります。

前後の言葉考える質問選びやすい漢字
友達・先生・家族人と出会う話?会う
サイズ・考え・答えぴったり・一致する?合う
雨・事故・災難困ったことに出会った?遭う
窓・ドア・箱のふた閉じたものを開く?開ける
薬・効果・方法働きや効果が出る?効く
文章・機械・病気元に戻す?よくする?直す・治す

例えば「薬があう」と書きたくなったとき、薬の効果が現れる意味なら「薬が効く」です。音が近い言葉を思い出すだけでなく、文の意味を一度言い換えると間違いに気づけます。

間違えやすい覚え方と直し方

読み方が同じ言葉は、単語だけで覚えると混ざりやすくなります。間違えたときは、使う場面が分かるように直します。

間違えやすい方法起きること直し方
読みだけで選ぶ候補の漢字が決まらない前後の言葉を読む
漢字を一字だけ覚える別の意味で使えない意味ごとに例文を作る
例文を丸写しする自分の文で使えない身近な場面へ置き換える
似た言葉を一度に詰め込む意味が混ざる一つの読みを二〜三語ずつ比べる
図4 選んだ漢字を最後にチェックする方法図4 選んだ漢字を最後にチェックする方法。小学生向けの日本語説明図です。選んだ漢字を最後にチェック1読み方は合っている?2意味文の意味に合っている?3例文自分で一文を作れる?4使い方漢字の組み合わせは自然?5読み返し声に出して違和感がない?迷ったら、前後の言葉を使って短い例文を作ります。
図4 選んだ漢字を最後にチェックする方法

自分の生活に近い文を作ると、言葉の意味が具体的になります。家族との会話、学校の学習、遊びの場面などから一文を選びます。

家庭学習での進め方

同音異義語は、一日で大量に覚えるより、間違えた言葉を記録して翌日に戻る方が続けやすくなります。

段階家庭でやること目安
集める教科書やテストで間違えた語を拾う週に2〜3語
比べる意味と例文を並べる1語5分
使う自分の短文を作る1語1文
戻る翌日に見本なしで確認する1〜2分

低学年は、会う・合うのように意味の差が大きい語から始めます。中学年以降は、例文を自分で作り、作文や漢字テストの見直しへつなげます。

練習問題:意味から漢字を選ぶ

次の6問は、読み方ではなく文の意味に注目する練習です。紙に答えを書くときは、選んだ理由も短く添えます。

練習1:「あう」の意味を三つに分ける

「友達にあう」「大きさがあう」「事故にあう」の三つを比べます。誰に出会うのか、ぴったりするのか、困ったことなのかを考えて、漢字を選びます。

練習2:「あける」を文に入れる

「窓」「箱」「夜」の三つを使って文を作ります。閉じたものを開く、中身をなくす、夜が終わるという意味の違いを確認します。

練習3:「きく」の耳の使い方を比べる

先生の話を聞く、音楽を聴く、薬が効くを並べます。耳で受ける言葉と、効果が現れる言葉を分けて覚えます。

練習4:「はかる」の対象を決める

長さ、重さ、時間をそれぞれ何で調べるかを考えます。対象が決まると、測る・量る・計るの選択がしやすくなります。

練習5:「なおす」を使い分ける

壊れた時計、間違えた文章、病気の三つを使って文を作ります。元に戻すものと、病気やけがをよくするものを分けます。

練習6:自分の同音異義語カードを作る

教科書やテストで見つけた言葉を一つ選び、読み・漢字・意味・自分の例文を書きます。翌日に漢字を隠して、意味から思い出します。

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無料:同音異義語の使い分けカード

音だけではなく、意味と例文を一緒に記録するカードです。迷った言葉を一つ選んで、文の中で確認します。

読み候補の漢字意味自分の例文
あう会う・合う・遭う人に会う/ぴったりする/困ったことに出会う
あける開ける・空ける・明ける開く/中身をなくす/朝になる・終わる
なおす直す・治す元の状態にする/病気をよくする

※意味を一言で書いたあと、自分の生活に近い例文を一つ作ります。

よくある質問

Q1:同音異義語とは何ですか?

読み方が同じでも、漢字や意味が違う言葉です。たとえば「あう」には、人と出会う「会う」、ぴったりする「合う」、困ったことに出会う「遭う」があります。

Q2:同訓異字とは違いますか?

学校では別の言葉として扱います。同音異義語は、同じ音の読みを持つ言葉を比べるものです。似た学習内容が出てきたら、先生や教科書の用語を確認します。

Q3:会うと合うはどう見分けますか?

人と出会うなら「会う」、大きさや考えなどがぴったりするなら「合う」です。文の前後に「誰と」「何がぴったり」と質問すると選びやすくなります。

Q4:聞くと聴くはどちらを使えばよいですか?

音や話を耳で受ける一般的な場面は「聞く」、音楽などに注意して耳をすますことを強調する場合は「聴く」と書くことがあります。学校の問題では、文の意味と学習した使い分けを優先します。

Q5:漢字を間違えたら、何回書けばよいですか?

回数を増やす前に、意味と例文を確認します。読み・意味・例文を見てから、見本なしで一度書き、間違えた部分を直す方が、ただ写すより使い分けを思い出しやすくなります。

Q6:覚えた言葉を作文で使うときの注意は?

難しい言葉を無理に入れず、文の意味に合う漢字を選びます。書いたあとに声に出して読み、「その漢字の意味で合っているか」を確認すると安心です。

まとめ

同音異義語は、読み方だけでなく、文の意味と例文で覚えると使い分けやすくなります。

  • 読みが同じ候補を二〜三語ずつ比べる。
  • 文の前後に「何を?」「誰と?」「どんな意味?」と質問する。
  • 漢字を入れたあと、声に出して自然か確認する。
  • 間違えた語は、意味と自分の例文をカードへ残す。
  • 迷ったときは、教科書や国語辞典の用例を優先する。
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