【中学】枕草子の現代語訳(冬)

冬 古文

時代

平安時代

現代語訳

冬はつとめて。

をかし」が省略されていますね。

「つとめて」「早朝」という意味なので、

「冬は早朝が趣深い。」という現代語訳になります。

雪の降りたるはいふべきにもあらず、

「いふ」「いう」

秋のときにもありましたね。

「雪の降っているときは言うまでもないし、」

霜のいと白きも、

「霜が降りてとても白いのも良いし、」

またさらでもいと寒きに、

「さらでも」「そうでなくても」

「そうでなくても(霜が降りていないときでも)とても寒いときに」

火など急ぎおこして、

今は暖房やストーブが一瞬で点きますが、昔は炭を使って火を起こしていました。

寒いから早く温まりたくて急いでいるんですね。

「火を急いで起こすために、」

炭もて渡るもいとつきづきし。

「つきづきし」「似つかわしい」

「炭をもって(廊下などを)渡るのにもとても似つかわしい。」

そのような光景が冬とマッチしていて良いということを言ってるんですね。

昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、

「昼になって寒さが緩んで暖かくなっていったら」

火桶の火も白き灰がちになりてわろし。

「火桶」「火鉢」

「がち」「ばかり」

「わろし」「よくない」※「ウケる」ではありません。

「火鉢の火が白い灰ばかりになってしまってよくない。」

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