🗓 最終更新日:2026年5月27日 | ⏱ 読了目安:約8分 | 🎯 対象:小学3〜6年生・保護者 | ✍️ 著者:takeuchi
📌 30秒でわかる結論
- 話し言葉とは会話で使う言葉(「でも」「すごく」「なんか」など)、書き言葉とは文章で使う言葉(「しかし」「とても」「何か」など)
- 作文・説明文・意見文では必ず書き言葉を使うのがルール
- よく間違える変換トップ3:「でも→しかし」「すごく→とても」「じゃあ→では」
- 語尾の短縮(「してる→している」「なんで→なので」)も要注意
- 一度「です・ます体」か「だ・である体」を決めたら文章全体で統一する

子どもの作文を見たら先生から「話し言葉になっています」と返ってきたんだけど……どこを直せばいいのかよくわからなくて。

「でも」「すごく」「じゃあ」あたりが怪しいですね。会話ではよく使う言葉でも、作文ではNGになるものが結構あるんです。変換一覧表を見ながら探すと一発で直せますよ!

この記事では、小学生の作文でよく出てくる話し言葉30語以上を書き言葉に変換する一覧表と、実際の直し方をまとめています。作文を書く前にブックマークしておくと便利です!
話し言葉・書き言葉とは?どう違う?
話し言葉とは、友達や家族との会話で自然に使う言葉です。書き言葉とは、文章として書くときに使う言葉です。同じ意味でも、形がちがいます。
🗣 話し言葉
でも / だから / じゃあ
すごく / めっちゃ
なんか / ちょっと
してる / なんで
〜とか / 〜みたいな
→ 会話・日常会話でよく使う
✍️ 書き言葉
しかし / そのため / では
とても / 非常に
何か / 少し
している / なので
〜など / 〜のような
→ 作文・文章で使う
📌 ポイント
話し言葉と書き言葉はどちらが正しいかではなく、使う場面がちがうのです。友達との会話では話し言葉でOK。作文・説明文・意見文では書き言葉を使いましょう。
作文でなぜ書き言葉を使うの?
「なんで作文では”でも”がダメなの?」と感じる人もいるかもしれません。理由は3つあります。
書き言葉には「読む相手への敬意」が込められています。先生・目上の人・見知らぬ読者に向けた文章では、丁寧な書き言葉が基本のマナーです。
話し言葉は声のトーンや表情と一緒に使うもの。文字だけになると意味があいまいになることがあります。書き言葉にすると意味が正確に伝わります。
小学校・中学校・高校のテストでも「書き言葉で書く」は基本ルールです。今から使い分けを習慣にすると、将来の作文力につながります。
話し言葉→書き言葉の変換一覧表
4つのグループに分けて整理しました。作文を書くときに横において使ってください。
① つなぎ言葉・接続詞の変換
| 話し言葉 ❌ | 書き言葉 ✅ | メモ |
|---|---|---|
| でも | しかし/けれども/ところが | 最も多いNG例 |
| だから | そのため/したがって | 改まった文章では「したがって」 |
| じゃあ/じゃ | では/それでは | 話題を切り替えるとき |
| あと(接続詞的に) | また/それから/さらに | 「あと、〇〇もあります」はNG |
| それと | また/そのうえ/さらに | 情報をつけ足すとき |
| なんで(理由) | なぜなら〜から/〜ので | 「なんで?」→「なぜなら〜から」 |
| やっぱり | やはり | 一字ちがうだけで書き言葉になる |
② 程度・強調の言葉の変換
| 話し言葉 ❌ | 書き言葉 ✅ | メモ |
|---|---|---|
| すごく/めっちゃ | とても/非常に/大変 | 「すごく」は最もよく出るNG語 |
| ちょっと | 少し/わずかに/やや | 「ちょっと待って」→「少し待って」 |
| いっぱい | 多く/たくさん/十分に | 「たくさん」自体はほぼ書き言葉OK |
| 全然(肯定文で) | まったく(否定文で使う) | 「全然大丈夫」→「まったく問題ない」 |
| ぜったい | 必ず/絶対に | ひらがなだけだと幼い印象に |
| なんか(強調・感覚) | なんとなく/何か | 「なんかいい感じ」→削除するか言い換える |
③ 語尾・言い切り方の変換
日本語は語尾を短く縮めることが多く、それが話し言葉になりがちです。
| 話し言葉(縮約形)❌ | 書き言葉(正しい形)✅ | 例文 |
|---|---|---|
| 〜してる | 〜している | 「練習してる」→「練習している」 |
| 〜なんです | 〜なのです | 「好きなんです」→「好きなのです」 |
| 〜じゃない | 〜ではない/〜ではありません | 「正しくじゃない」→「正しくない」 |
| 〜っていう | 〜という | 「友達っていう存在」→「友達という存在」 |
| 〜みたいな | 〜のような | 「夢みたいな話」→「夢のような話」 |
| 〜してない | 〜していない | 「まだ終わってない」→「まだ終わっていない」 |
| 〜かな(疑問・自問) | 〜だろうか/〜ではないか | 「どうすればいいかな」→「どうすればよいだろうか」 |
④ 指示語・その他の変換
| 話し言葉 ❌ | 書き言葉 ✅ | メモ |
|---|---|---|
| こんな/そんな/あんな | このような/そのような/あのような | 「〜な」→「〜ような」で書き言葉に |
| いろんな | さまざまな/いろいろな | 「いろいろな」は書き言葉としてOK |
| 〜とか(列挙) | 〜など/〜や〜のような | 「サッカーとかバスケとか」→「サッカーやバスケなど」 |
| みんな | 皆/全員/すべての人 | 文脈に応じて言い換える |
| ちゃんと | きちんと/しっかりと | 「ちゃんとやる」→「きちんと取り組む」 |
| もしかして | もしかすると/ひょっとすると | 「もしかして」は口語的 |
💡 暗記のコツ:まず「でも→しかし」「すごく→とても」「じゃあ→では」の3つを覚えよう
この3つが作文で最もよく出てくるNGパターンです。まずこの3語の変換を覚えれば、一気に評価が上がります。
NG作文の直し方(Before/After例)
実際に話し言葉が混ざった作文を見て、どう直すか確認してみましょう。テーマは「社会科見学に行った感想」です。
❌ Before(話し言葉だらけのNG版)
社会科見学で工場に行きました。めっちゃ大きな機械がいっぱいあって、すごくびっくりしました。でも、機械の音がちょっとうるさかったです。工場の人がいろんな商品を作っているのを見て、こんなすごい仕事があるんだなと思いました。じゃあ、自分もちゃんと勉強しようと思いました。
赤くなっている部分が話し言葉です。7か所もあります!
✅ After(書き言葉に直したOK版)
社会科見学で工場に行きました。非常に大きな機械が多くあり、とても驚きました。しかし、機械の音が少しうるさかったです。工場の人がさまざまな商品を作っているのを見て、このようなすばらしい仕事があるのだと感じました。そこで、自分もしっかりと勉強しようと思いました。
青くなっている7か所を書き言葉に変えました。
| Before(話し言葉) | After(書き言葉) | 種類 |
|---|---|---|
| めっちゃ | 非常に | 程度 |
| すごく | とても | 程度 |
| でも | しかし | つなぎ言葉 |
| ちょっと | 少し | 程度 |
| いろんな | さまざまな | 指示語・その他 |
| こんな | このような | 指示語・その他 |
| じゃあ | そこで | つなぎ言葉 |

Afterを読むとずっと読みやすくなったじゃろ。変わったのは7語だけなのに、文章全体がぐっと引き締まったね。変換一覧表を手元に置いて、書いたあとに見直す習慣をつけるといいじゃよ。
※ 話し言葉と書き言葉の使い分けは、文部科学省の 小学校学習指導要領(国語)「書くこと」の指導事項にも位置づけられています。
書き言葉チェックの3ステップ
作文を書き終わったあと、次の3ステップで話し言葉を取り除きましょう。
書き終わったあとに、この3語がないかまず探します。この3語が見つかれば書き言葉に直すだけで大幅改善できます。
「している」「ていない」「という」になっているか、語尾を1文ずつチェックします。短縮されていたら元の形に直します。
文体(ですます体 or だ・である体)が途中で混ざっていないかチェックします。どちらでもOKですが、1つの作文で統一するのがルールです。
✅ 文体の統一ルール(混ぜてはNG!)
| 文体 | 例 | 向いている作文 |
|---|---|---|
| ですます体 | 〜です。〜ます。〜でした。 | 感想文・作文全般(小学生に多い) |
| だ・である体 | 〜だ。〜である。〜した。 | 意見文・説明文・論文 |
よくある質問(FAQ)
まとめ・チェックリスト
作文を提出する前に、このリストで話し言葉を全部チェックしましょう。
☑ 話し言葉チェックリスト(提出前に必ず確認!)
- ☑ 「でも」を「しかし」「けれども」に直した
- ☑ 「すごく」「めっちゃ」を「とても」「非常に」に直した
- ☑ 「じゃあ」「じゃ」を「では」「それでは」に直した
- ☑ 「だから」を「そのため」「したがって」に直した(改まった文脈)
- ☑ 「いっぱい」を「多く」「たくさん」に直した
- ☑ 「ちょっと」を「少し」「わずかに」に直した
- ☑ 語尾の短縮(「してる→している」「なんで→なので」「じゃない→ではない」)を直した
- ☑ 「〜とか」を「〜など」「〜や〜のような」に直した
- ☑ 「こんな・そんな・あんな・いろんな」を「このような・そのような・さまざまな」に直した
- ☑ 「ちゃんと」を「きちんと」「しっかりと」に直した
- ☑ 「やっぱり」を「やはり」に直した
- ☑ 「ですます体」か「だ・である体」で文体を統一した
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