単語は言葉の最小単位
「単語」は、それ以上細かく分けることのできない言葉の最小単位です。
慣れるまでは一度文節に切ってから、それをさらに細かくする練習をしましょう。
これも例題を通して学んでいきましょう。
例題
①公園で野球をする。
まず文節で区切ると、
⇒公園でネ/野球をネ/する。
さらに単語で切ると、
⇒公園/で/野球/を/する。
②弟とラーメンを食べる。
まず文節で区切ると、
弟とネ/ラーメンをネ/食べる。
さらに単語に区切ると、
弟/と/ラーメン/を/食べる。
③その店は坂の下にある。
まず文節で区切ると、
そのネ/店はネ/坂のネ/下にネ/ある。
※文節で区切るときは「その」で区切るんでしたね。
さらに単語で区切ると、
その/店/は/坂/の/下/に/ある。
文節のときと同様に、「このときは切る」「このときは切らない」という特別なルールはありますが、まずは慣れることが大切です。
慣れるためにはとにかく練習あるのみ!やるしかない!
単語には、自立語と付属語の二種類がある。
「自立語と付属語に分けなさい。」という問題も多くあります。
しかし、この問題を解くためにはまず単語に区切る必要があります。
④部屋で数学の問題を解く。
(文節)⇒部屋でネ/数学のネ/問題をネ/解く。
(単語)⇒部屋/で/数学/の/問題/を/解く。
ここまでが準備。
それでは、自立語と付属語に分けていきましょう。
自立語:それだけで文節の始めにくることができる。もしくは、文節をつくることができる。簡単に言うと、「それだけで意味が成せるもの」です。
付属語:自立語のあとについているもの。それだけで文節を作ることができない。簡単に言うと、「それだけでは意味が分からないもの」です。
例えば先ほどの問題を見てみると、「部屋」だけで意味が分かるので、「部屋」は自立語。
一方、「で」だけでは意味が分からないので付属語になります。
だから答えをまとめると、
④部屋/で/数学/の/問題/を/解く。
自立語:「部屋」「数学」「問題」「解く」
付属語:「で」「の」「を」
⑤机に大きなリュックを置く。
(文節)⇒机にネ/大きなネ/リュックをネ/置く。
(単語)⇒机/に/大きな/リュック/を/置く。
自立語:「机」「大きな」「リュック」「置く」
付属語:「に」「を」
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