この記事では、中学文法の「文節」の練習問題に取り組みながら、文節の数え方を確認します。
文節は、文を意味のまとまりで区切る単位です。授業や答案の見直しでよく見るのは、「複合語を途中で切ってしまう」「〜て・〜でのあとを切り忘れる」「修飾している言葉をくっつけすぎる」というミスです。まずは解き方を確認し、そのあとテスト形式の問題で練習しましょう。
30秒でわかる文節の練習問題
- 文節は「ネ」を入れて不自然でないところで区切る。
- 複合語は途中で切らない。
- 「読んで / いる」「立って / いる」のように、補助の言葉は分けて考える。
- 文節の数を聞かれたら、区切り線を入れてから数える。
文節を数える前に確認すること
| 見るところ | 例 | ポイント |
|---|---|---|
| 「ネ」を入れられるところ | 友人とネ / パソコンをネ / 部屋にネ / 運ぶ | 自然に「ネ」を入れられるところが文節の区切りになる。 |
| 補助の言葉 | 立って / いる、揺れて / いる | 「〜て」「〜で」のあとに補助の言葉が続くときは分ける。 |
| 複合語 | 勉強する、振り回す | 一つのまとまった語として働くので途中で切らない。 |
| 修飾している言葉 | 僕の / 弟は、春の / 風に | 後ろの言葉を詳しく説明している部分は、別の文節になることが多い。 |
文節を数える手順
解くときの手順
- 文を声に出して読む。
- 「ネ」を入れて不自然でないところに区切り線を入れる。
- 複合語を途中で切っていないか確認する。
- 「〜て / いる」「〜で / ある」などの補助の言葉を見落としていないか確認する。
- 最後に区切ったまとまりの数を数える。
文節の問題は、いきなり数だけを選ぶより、頭の中で区切ってから選ぶ方が安定します。慣れるまでは、問題文に区切り線を書き込むつもりで考えましょう。
文節の練習問題
次の各文は、それぞれいくつの文節に分かれているかを選びましょう。テスト部分はプラグインを使っているため、選択肢や採点の形式はそのまま残しています。
友人とパソコンを部屋に運ぶ。
- 5つ

- 4つ

- 3つ

正解!
不正解!
4つ
友人とネ/パソコンをネ/部屋にネ/運ぶ。
校庭に木が二本立っている。
- 3つ

- 5つ

- 4つ

正解!
不正解!
5つ
校庭に/木が/二本/立って/いる。「~て」「~で」は分けるんだったね。注意しよう!
毎日遅くまで勉強する。
- 4つ

- 5つ

- 3つ

正解!
不正解!
3つ
毎日/遅くまで/勉強する。「~する」は切らないよ!「勉強をする」だったら「勉強を/する」で切るので注意。
僕の弟は、お茶を飲まない。
- 4つ

- 3つ

- 5つ

正解!
不正解!
4つ
僕の/弟は、/お茶を/飲まない。「弟」を「僕の」が修飾しているので区切ります。「ない」の直前に「は」を入れると「飲まはない」となって通じないので区切りません。
あのおもちゃを振り回すと音が出る。
- 4つ

- 5つ

- 6つ

正解!
不正解!
5つ
あの/おもちゃを/振り回すと/音が/出る。「あの」「この」「その」「どの」は区切ります。「振り回す」は「振る」+「回す」の複合語なので、区切りません。
菜の花が春の風に揺れている。
- 6つ

- 5つ

- 4つ

正解!
不正解!
5つ
菜の花が/春の/風に/揺れて/いる。「菜の花」はこの三文字で花の種類の名詞なので区切りません。しかし、「春の風」は「風」を「春の」で詳しく説明しているので区切ります。
父は本を読むことが好きだ。
- 4つ

- 3つ

- 5つ

正解!
不正解!
5つ
父は/本を/読む/ことが/好きだ。「~こと」は区切るので注意しましょう。
答え合わせ後の復習表
間違えた問題は、答えの数だけでなく、どこで区切るのかまで確認しましょう。文節は「数」よりも「区切り方」を見直す方が力になります。
| 文 | 文節の区切り | ポイント |
|---|---|---|
| 友人とパソコンを部屋に運ぶ。 | 友人と / パソコンを / 部屋に / 運ぶ | 「ネ」を入れると4つに分かれる。 |
| 校庭に木が二本立っている。 | 校庭に / 木が / 二本 / 立って / いる | 「立って / いる」を分ける。 |
| 毎日遅くまで勉強する。 | 毎日 / 遅くまで / 勉強する | 「勉強する」は途中で切らない。 |
| 僕の弟は、お茶を飲まない。 | 僕の / 弟は / お茶を / 飲まない | 「僕の」は「弟」を詳しく説明している。 |
| あのおもちゃを振り回すと音が出る。 | あの / おもちゃを / 振り回すと / 音が / 出る | 「振り回す」は複合語なので切らない。 |
| 菜の花が春の風に揺れている。 | 菜の花が / 春の / 風に / 揺れて / いる | 「菜の花」は一まとまり。「春の / 風に」は分ける。 |
| 父は本を読むことが好きだ。 | 父は / 本を / 読む / ことが / 好きだ | 「読む / ことが」を分ける。 |
間違えやすいところ
注意したいポイント
- 「立っている」「揺れている」は「立って / いる」「揺れて / いる」と分ける。
- 「勉強する」「振り回す」のような複合語は途中で切らない。
- 「僕の弟」「春の風」は、前の言葉が後ろの言葉を説明しているので分ける。
- 答えを選ぶ前に、必ず区切り線を入れてから数える。
| 迷いやすい形 | 誤答例 | 正しい考え方 |
|---|---|---|
| 立っている | 立っている | 文節では「立って / いる」と分ける。 |
| 勉強する | 勉強 / する | 「勉強する」は一つのまとまりとして切らない。 |
| 振り回す | 振り / 回す | 複合語なので途中で切らない。 |
| 春の風 | 春の風に | 「春の / 風に」と分ける。 |
NG例
文節の数だけを丸暗記すると、少し文が変わったときに対応できません。「どこで区切るか」を言えるようにしておくと、初めて見る文でも考えやすくなります。
Q&A
+ 文節はどうやって見つけますか?
「ネ」を入れて不自然でないところで区切ります。ただし、複合語や補助の言葉など、間違えやすい形もあるので、表で確認しながら練習しましょう。
+ 「立っている」は何文節ですか?
「立って / いる」の2文節として考えます。「〜て」「〜で」のあとに補助の言葉が続く形は、文節で分けることがあります。
+ 「勉強する」は分けますか?
文節では「勉強する」で一まとまりとして扱います。一方、「勉強をする」なら「勉強を / する」と分けます。
+ 文節と単語の違いは何ですか?
文節は文を意味のまとまりで分けたもの、単語はそれより小さい言葉の単位です。文節で「立って」でも、単語では「立っ / て」と分けることがあります。
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まとめ
文節の練習問題では、答えの数だけでなく、どこで区切るのかを確認することが大切です。特に「立って / いる」「揺れて / いる」のような補助の言葉と、「勉強する」「振り回す」のような複合語は間違えやすいところです。
問題を解くときは、先に区切り線を入れ、最後に文節の数を数えましょう。答え合わせのあとに区切り方まで見直すと、初めて見る文でも対応しやすくなります。
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