【中学】枕草子の現代語訳(夏)

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古文

現代語訳

夏は夜。

これも最後に「をかし」が省略されています。

つまり、「夏は夜がイイカンジだよね」ということです。

月のころはさらなり、

「さらなり」「言うまでもない」古文単語の単元でも出てきましたね。

「月が出ている時間は言うまでもない」という意味になります。

夏の夜は月がきれいですよね。あれなんて言うまでもないわーということです。

やみもなほ、

「なお」「やはり」

「夜の暗いときもやはり」ですね。

蛍の多く飛びちがひたる。

「ちがひたる」が少し難しいですが、春のときと同じように、意味が分かるものだけ読んでみましょう。

「蛍」「多く」「飛ぶ」なんとなくは意味が分かりますよね。

前の文と繋げると「夜の暗いときに蛍が多く飛び交っているのもイイカンジだよね。」という意味になります。(これも最後に「をかし」が省略されていますね。)

また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。

「一つ二つ」⇒ここでは蛍が一匹二匹という意味ですね。

「また、蛍が一匹二匹くらい、かすかに光って飛んでいるのもイイカンジだよね」という意味になります。

雨など降るもをかし。

「雨が降るのも趣深いよね」

まとめ

夏は夜がイイカンジだよね。月が出ている時間なんかは言うまでもない。夜の暗いときはやはり蛍がたくさん飛び交っているのも趣深いよね。また、蛍がただ一匹二匹かすかに光りながら飛んでいるのも趣深い。夜に雨が降っているのも趣深い。

注意

「月のころは」は、「月の眺めがいいときは」と訳す先生もいます。定期テストのときは学校の先生に合わせたほうが良いです。

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