読点(、)の打ち方ルール【小学生向け】どこに打つか場所別に解説

国語
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🗓 最終更新日:2026年5月29日  |  ⏱ 読了目安:約8分  |  🎯 対象:小学3〜6年生・保護者  |  ✍️ 著者:takeuchi

📌 30秒でわかる結論

  • 読点(、)を打つ場所は大きく5か所:①接続詞の後 ②長い主語の後 ③並列する言葉の間 ④仮定節の後 ⑤読み間違い防止
  • 接続詞(しかし・だから・そして・また)の後はほぼ必ず読点を打つ
  • 主語が短い(「私は」など)場合は読点を省いてOK——主語が10字を超えたら打つ目安
  • 読点の打ちすぎもNG——細切れになって読みにくくなる
  • 「読んで不自然に感じたら打つ・なければ省く」が迷ったときの最終判断基準
子どもの作文を見て首をかしげる保護者のキャラクター

子どもの作文に「、」が多すぎる気がして……。でも少なすぎても読みにくいし、どこに打てばいいのかルールがよくわからなくて。

国語の先生キャラクター(解説する表情)

読点には「ここに打つ!」という場所のルールがあります。5か所のパターンを覚えれば、迷わなくなりますよ。逆に「打ってはいけない場所」も知っておくと、一気にすっきりした文章になります!

うなずく女性キャラクター

この記事では、読点を打つ5つの場所のルールと、打ってはいけないNGパターンを例文で解説します。Before / After の比較と提出前チェックリストつきで、作文を仕上げる直前に使えます!

読点(、)ってどんな役割?

読点(、)は、文の中で「ここで一息つく場所」を示す記号です。読点があることで、読む人が文章のまとまりを理解しやすくなります。

読点には主に3つのはたらきがあります。

① 区切る

文の中のまとまりを区切って、読みやすくする

② 誤読を防ぐ

読み間違えが起きそうな場所に打って、意味をはっきりさせる

③ リズムをつくる

声に出して読んだときに自然なリズムになるように整える

❌ 読点なし(読みにくい)

「今日は学校でサッカーをしてとても楽しかったけれど疲れてしまいました。」

✅ 読点あり(読みやすい)

「今日は学校でサッカーをしてとても楽しかったけれど疲れてしまいました。」

📌 句点(。)との違いを確認

句点(。)は文の終わりに打つ記号。読点(、)は文の途中で区切りをつける記号です。この記事では読点(、)の打ち場所を詳しく解説します。

読点を打つ5つの場所のルール

読点を打つべき場所には、覚えやすい5つのパターンがあります。一覧表で全体を確認してから、それぞれ詳しく見ていきましょう。

ルール打つ場所
接続詞の後「しかし」「だから」「また
長い主語の後「放課後に一人で練習していたぼくは
並列する言葉の間「りんごみかんぶどうを買った。」
仮定節・条件節の後「もし雨が降ったら」「〜しても
読み間違い防止「ここではきものをぬいでください。」

ルール① 接続詞の後には必ず読点を打つ

文の先頭に置く接続詞(つなぎ言葉)の直後には、必ず読点を打ちます。これは最もよく使うルールで、小学生の作文でも最重要です。

接続詞読点を打った例文
しかし「頑張った。しかし、試合に負けてしまった。」
だから/そのため「雨が降ってきた。だから、かさをさした。」
そして/また「サッカーが好きだ。また、水泳も得意だ。」
たとえば「果物が好きだ。たとえば、りんごやぶどうなどだ。」
なぜなら「水泳は好きではない。なぜなら、水が冷たいからだ。」
では/それでは「準備ができた。では、始めよう。」

💡 セットで覚えよう

接続詞を書いたら、その直後に「、」を打つのを習慣にしましょう。接続詞と読点はセットです。つなぎ言葉の種類については作文のつなぎ言葉の記事(※URLは実際の記事URLに変更してください)も参考にしてください。

ルール② 長い主語の後に読点を打つ

主語(〜は・〜が)が長くなるとき、主語の後に読点を打つと文が読みやすくなります。目安は主語が10字を超えたら読点を検討するタイミングです。

❌ 読点なし(主語と述語がくっついて読みにくい)

「放課後にグラウンドで一人で自主練習していたぼくは試合に選んでもらえた。」

✅ 読点あり(主語の後に打って読みやすい)

「放課後にグラウンドで一人で自主練習していたぼくは試合に選んでもらえた。」

主語の長さ読点
短い(〜5字)省いてOK「私は走った。」「ぼくは行った。」
やや長い(6〜10字)状況次第「学校の先生はやさしかった。」
長い(11字以上)打った方がいい「去年の運動会のリレーで転んだぼくは今年こそ一位になりたかった。」

ルール③ 並列する言葉と言葉の間に読点を打つ

3つ以上のものを並べて書くとき、読点を使って区切ります。最後の語の前には「と」や「や」「など」を使うのが一般的です。

📝 並列の読点 例文

  • 「りんごみかんぶどうを買った。」(名詞を並べる)
  • 「楽しくにぎやかで思い出に残る遠足だった。」(形容詞を並べる)
  • 「泳いだり砂で遊んだり貝を拾ったりした。」(動作を並べる)

💡 2つのものを並べるときは?

2つだけを並べる場合は「AとB」「AやB」のように接続詞を使うので、読点は省いても問題ありません。
例:「犬と猫が好きです。」(読点なしでOK)

ルール④ 仮定節・条件節の後に読点を打つ

「もし〜なら」「たとえ〜ても」「〜すれば」のような仮定や条件を表す節の後には読点を打ちます。これにより、条件と結果の境目がはっきりします。

仮定節・条件節例文
もし〜なら(たら・ば)もし明日晴れたら、公園に行きたい。」
たとえ〜てもたとえ負けても、あきらめない。」
〜すれば(なら)練習すれば、うまくなれる。」
〜けれど(が)「疲れたけれど、最後まで走り切った。」

ルール⑤ 読み間違いを防ぎたい場所に読点を打つ

読点がないと意味が2通り以上に読めてしまう場合、読点を打って意味をはっきりさせます。

🔍 有名な読み間違い例

「ここではきものをぬいでください」

「ここではきものをぬいでください。」
→「ここで」靴(はきもの)を脱いでください

「ここではきものをぬいでください。」
→「ここでは」着物(きもの)を脱いでください

読点の位置ひとつで意味がまったく変わります。声に出して読んで「どっちの意味にも読めるな」と感じたら読点を入れましょう。

やさしく解説するおばあさんキャラクター

5つのルールのうち、まず①の「接続詞の後」と③の「並列の間」だけ覚えておけば、小学生の作文に出てくる読点のほとんどは正しく打てるじゃよ。迷ったら「声に出して読んでみる」のが一番の近道じゃ。

読点を打ってはいけないNGパターン

「どこでもいいから読点を入れれば丁寧に見える」は間違いです。読点を打ちすぎると逆に読みにくくなります。よくあるNGパターンを確認しましょう。

NGパターン① 主語と述語の間に不必要に打つ

❌ NG例

「ぼくは走った。」(主語が短いのに読点を打っている)

✅ OK例

「ぼくは走った。」(短い主語の後は読点を省く)

NGパターン② 述語(動詞)の直前に打つ

❌ NG例

「友達と公園で遊んで帰った。」(「帰った」の直前に不自然な読点)

※「〜して、〜した」という中止法の場合は読点OKですが、この例は「して帰った」でひと続きの動作なのでNG。

✅ OK例

「友達と公園で遊んで帰った。」(ひと続きの動作はつなげる)

NGパターン③ 1文に読点を打ちすぎる

❌ NG例(細切れすぎ)

「今日は朝早く起きてご飯を食べてから学校に行きました。」

✅ OK例

「今日は朝早く起きてご飯を食べてから学校に行きました。」

📌 読点の数の目安

1つの文(句点と句点の間)に読点が4つ以上入ってきたら「打ちすぎかも?」と疑いましょう。読みにくい場合は文を2つに分ける方が解決策として有効です。

Before / After 作文比較

実際の作文で読点を正しく直すとどう変わるか見てみましょう。テーマは「林間学校の感想」です。

❌ Before(読点の打ち方がバラバラ)

林間学校に行きました。朝五時に起きてバスに乗りました。山道を歩いたり川で遊んだりしました。夜はキャンプファイヤーがありました。みんなで歌ったりダンスをしたりして楽しかったです。しかし帰りはとても疲れていました。また行きたいと思います。

問題点:「しかし」の後に読点がない。朝の後の読点は不自然。「楽しかったです」の前が長すぎ。

✅ After(5つのルールを使って直した版)

林間学校に行きました。朝五時に起きてバスに乗り山道を歩いたり川で遊んだりしました。③並列
夜はキャンプファイヤーがありみんなで歌ったりダンスをしたりして楽しかったです。②長い主語後・中止法
①接続詞後 しかし、帰りはとても疲れていました。
また行きたいと思います。

緑の読点:正しい位置に打たれた読点。「しかし、」が追加され、並列の読点が整理された。

※ 句読点の指導については、文部科学省の 小学校学習指導要領(国語)の「言語事項」に位置づけられています。

読点を見直す3ステップ

作文を書き終わったあと、次の3ステップで読点を見直しましょう。

1
声に出してゆっくり読んでみる
声に出して読んで「息継ぎしたい」と感じた場所が読点を打つべき場所です。逆に「変に区切れた」と感じたら読点が多すぎるサインです。
2
接続詞の後に読点があるか確認する
「しかし・だから・また・そして・なぜなら・たとえば」などの接続詞を探して、直後に読点(、)が打たれているかチェックします。なければ追加します。
3
1文に読点が4つ以上あったら整理する
1文の読点が多すぎる場合は、文を2文に分けるか、不要な読点を取り除きます。「読点なしで読んでも意味が伝わる場所」の読点は省けます。
コツを教える女性キャラクター

声に出して読むのが一番の近道です!黙読だと「なんとなく読めてしまう」ことが多いのですが、声に出すと「ここで一息つきたい」場所が自然にわかります。読点の位置が正しいと、読み上げたときにリズムが出るんです。

よくある質問(FAQ)

Q 読点(、)はどこに打てばいいですか?
読点を打つ主な場所は5か所です。①接続詞の後(「しかし、」「だから、」など)②長い主語の後③並列する言葉の間(「りんご、みかん、ぶどう」など)④「もし〜なら、」「たとえ〜ても、」などの仮定節の後⑤読み間違いを防ぎたい場所、の5つです。これら以外の場所に打ちすぎると文章が読みにくくなるので注意しましょう。
Q 読点を打ちすぎるとどうなりますか?
読点を打ちすぎると、文章が細切れになって読みにくくなります。また、どこが文の区切りなのかわかりにくくなり、内容が伝わりにくくなります。読点は「ここで一息つく場所」に打つのが基本です。必要のない場所には打たないように注意しましょう。
Q 接続詞の後には必ず読点を打つのですか?
「しかし、」「だから、」「そして、」「また、」「つまり、」など、文頭に置く接続詞の後には読点を打つのが基本ルールです。ただし「でも」「だが」などの短い接続詞は、文章の流れによっては読点を省くこともあります。小学生の作文では「接続詞の後は読点を打つ」と覚えておくと安全です。
Q 主語の後には必ず読点を打つのですか?
主語が短い場合(「私は」「ぼくは」など)は読点を打たなくても問題ありません。ただし主語が長い場合(「放課後にグラウンドで友達と練習していたぼくは、」など)は読点を打って区切ると読みやすくなります。目安として、主語が10字を超えるときは読点を打つと安心です。
Q 読点を打たないと読み間違いが起きる例はありますか?
はい、あります。例えば「ここではきものをぬいでください」という文は、読点がないと「ここで、はきものをぬいでください(靴を脱いでください)」なのか「ここでは、きものをぬいでください(着物を脱いでください)」なのかわかりません。読点をどこに打つかで文の意味が変わってしまうことがあるので、読み間違いが起きそうな場所には読点を打ちましょう。

まとめ・チェックリスト

作文を提出する前に、このチェックリストで読点を確認しましょう。

☑ 読点チェックリスト(提出前に必ず確認!)

  • ☑「しかし・だから・そして・また・なぜなら・たとえば・では」の後に読点(、)を打った
  • ☑ 主語が10字を超える文では、主語の後に読点を打った
  • ☑ 3つ以上の言葉を並列で書いたとき、言葉と言葉の間に読点を打った
  • ☑「もし〜なら(たら・ば)」「たとえ〜ても」などの仮定節の後に読点を打った
  • ☑ 読み間違いが起きそうな場所に読点を打って意味をはっきりさせた
  • ☑ 1文に読点が4つ以上ある文を見直した(文を分けるか読点を減らした)
  • ☑ 短い主語(「私は」「ぼくは」など)の後の不要な読点を削除した
  • ☑ 声に出して読んで、読点の位置が自然かどうか確認した
ルール打つ場所重要度
接続詞の後「しかし」「だから★★★ 最重要
長い主語の後10字超の主語の後★★☆ 重要
並列する語の間「ABC」★★★ 最重要
仮定節の後「もし〜なら★★☆ 重要
読み間違い防止意味が2通りに読める場所★☆☆ 状況次第

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